- 責任を全て押し付けられる今の現状から抜け出したい
- 部下の管理も自分の仕事も上司との付き合いも続ける現状が辛い
- これ以上今の複雑な人間関係の中で過ごすのはしんどい
中管理職という立場になってからの悩みは幅広い。
人間関係の悩みと同時に仕事上の責任や業績、成績等のプレッシャーを抱えている人は多い。
営業職なら、店長や支店長、エリアマネージャー等の立場になってから、急に仕事のやる気がなくなってしまったという声を聞くことも珍しくない。
なぜこのような状態になってしまうのか?
どうすれば向き合うことができるのか?
さらに、辞めたい時、円満退職につなげるためにはどうすればいいのか?
こうした悩みについて、解説していきます。
仕事でプレッシャーを感じる人の原因と対処法
まずは、なぜ仕事でプレッシャーを感じしてしまうのか?
この理由を感じやすい人の特徴を含めて解説していきます。
プレッシャーになる人の原因
仕事上やっていることは、正直そこまで大変なことではないのはわかっている。
でももう今の状態をこれ以上続けるのはしんどい。
こう感じる人の理由は、大きく分けて3つになります。
- 自分の求める仕事との相違
- 自己評価
- 他者評価
順にご紹介していきます。
自分の求める仕事との相違
管理職になりたくてなったわけではない。
偶然、自分の業績が良かったから抜擢されただけ。
でもやっぱり自分はお客さんと接客していることが好きだった。
このような人の場合、自分が求めている仕事内容と現状とは大きく異なると感じることも多い。
業績給が楽しみだった現場時代。
今の自分は、部下の成績次第で達成給が大幅に変動する立場。
これでは、自分がもらえる給料が多少上がる可能性があったとしても、いつも他人のことを気にしていなければいけない。
自分でやったほうが早いのに!
こんな気持ちになる人は、ストレスを感じやすい。
自己評価が楽しみな人
自分自身が現場でどうしたらもっと成績を伸ばせるのかを考えることが楽しかった。
私も確かにこのタイプの人間でした。
でもいざ管理職になると、そういう楽しみ方をしてくれる人が皆無。
結果、部下との距離感や指導方針などいろいろなことで伝わらないとか教え方がわからないと悩む人は多い。
結果として、自己評価を中心に生きてきたと思っている人ほど管理職になってから悩んでしまう傾向があります。
他者評価のあり方に対する疑問
「要求されているのはすべて自分がやるべき事なのか?」
特に、プロジェクトなどを任された際、この仕事を失敗したら後がない等の脅しにも感じるような圧力をかけてくる会社もあります。
こういう状況の中で、なぜそこまでやらなければいけないのか?
この疑問を感じてしまった人は、プレッシャーと感じやすいのも特徴です。
プレッシャーを感じた時の悩みの典型例
実際にどんなことを悩んでいるのか?
おとなしいと思っていた人が突然辞めると言い出した!みたいなことにならないために、まずは悩みを抱えている人の内容を知っておくことも大切。
人にお願いされると拒否できない
断るのが苦手なタイプは、日本人には非常に多い。
自分のできることはやろうとするし、他人から押し付けられた仕事ですら、なんとかこなしてしまう。
このようなタイプの人は、応えなければいけないという気持ちが強い。
でもいざ仕事を続けていくと、「なぜ」という疑問にぶち当たることがあります。
こういう時に「やってられるか!」と思うようになった瞬間、与えられたチャンスではない、むしろ押し付けられただけと被害的に感じてしまうケースがあります。
プライドが高いからこそ
自分にできない事はない、会ってはならない、できることが当たり前等とにかく自分に与えられた仕事に対して、成功しか認めないというタイプもいる。
しかし、このタイプは、周りとの人間関係に溝を作りやすいタイプともいえる。
- 別にそんなことを求めていない。
- なぜ人の忠告を聞くことができない?
自分としては、やっているはずなのに、周りが認めてくれなくなってしまった。
こう思ってしまうからこそ、もう無理とスイッチをオンオフのように切り替えてしまう傾向があります。
自己肯定感が低い人
自分がやってきたことにも今やっていることにも自信がない。
もちろん、この内容はすべて問題ない状態になっているのに、本人が常に不安になってしまう。
このようなタイプの人に多くの仕事を任せてしまうと、不安に押しつぶされてしまうケースもあります。
仕事のプレッシャーを回避する方法
仕事に対してもう少しプレッシャーを感じない又は感じにくい状態になる方法は無いのか?
この答えを解説していきます。
仕事のプレッシャーは、共有が大事
別に今の自分が100%すべてをこなすことが正しいとは限らない。
- 悩み
- アイデア
- 修正案
- 課題
全てを周りととにかく共有することが重要になります。
今のタイミングと会社の狙い
なぜ自分にこういう仕事を与えたのか?
責任を感じやすい人は、多くの場合自分一人で抱えてしまう。
なぜか?
この仕事を与えられたのは自分であり、周りにその問題を相談するのは間違いだと判断している人も多いのです。
そうではなく、あくまで今のあなたにその仕事を任せた会社の狙いをきちんと教えてもらうことも大事なのです。
- 技量を確認したいだけ
- どういうタイプの部下を求めているのか知りたい
- 疑問や課題を知りたい
このように、会社もあなたを今後どういうポジションに配置すればより効率的に業務がまわり出すのかを知りたい時もあります。
まずは会社の狙いを知る。
そうすれば、あなたがそこまで考えなければならない理由も見えてくるはずです。
失敗してもOKの気持ちの余裕
プライドが高い人ほどこの気持ちは非常に重要になります。
- 失敗が怖い
- 無理かもしれない
- 他の人にならできたのかもしれない
こんな形で自分に対して、成功させなければならないという精神的負担をかけることは何も得が無い。
だったら、もっと楽にネガティブな発想ではなく、気楽に「失敗してもいいじゃないか!」
こういう楽観視できる自分を生み出すことも大事。
仕事のプレッシャーとストレス対策
- 誰にも相談できない
- 話しができる相手が社内にもいない
こういう時にもストレスを軽減する方法は複数あります。
リラックス方法は時短で対応
コロナ禍で少しでも自分のストレスを減らすためにやるべきことは睡眠の質の向上。
そのために必要なのは、瞑想だと私は伝えている。
尊敬できる人に相談をしてみる
自分のことを知っている人であり、さらに自分がその人のことを心のどこかで尊敬している人はいませんか?
父親でも身内(親族)、兄弟、姉妹でも良いです。
同級生や親友、異性の友達でも構いません。
とにかく、自分がその相手になら、自分の強みも弱みも知ってもらって困らない人に打ち明けるようにしましょう。
こういう人からの発言は、スムーズに自分の気持ちを穏やかにしてくれます。
仕事のプレッシャーは自分の成長の糧になる
決して、プレッシャーは、マイナスの要素だけではありません。
もちろん、そのプレッシャーの分、自分自身が成長するきっかけであり、チャンスにもつながります。
自分が思っている以上に、周りはあなたに期待をしているかもしれない。
自分が感じている以上に、今のあなたの心身はボロボロなのかもしれない。
いずれの場合でもやはりストレスに感じるなら、まずは自分一人で抱えないことが重要。
その上で、自分がストレスを抱えない状況になれば、あっという間に今悩んでいる内容はちっぽけな悩みと思えるようになっていく。
つまりは、人とのつながりから少しずつ自分自身の頃も身体も成長させることが大事。
プレッシャーが人に与える影響力
「ヤーキス・ドットソンの法則というのがあります。
安心しすぎるのもダメ
緊張しすぎてもダメ
要するに、思うように力を発揮するには、適度な緊張館が必要。
さらに、安心が自分を支えるきっかけになる。
この答えから、プレッシャーは、あくまで自分を成長させるためのステップでしかない。
でもその対象が「今」なのかそれとも「将来」なのか?
たったこれだけのことで長い時間を費やしながら、自分一人で抱えている。
それは決して自分がこの先どうなりたいのかをイメージできていないから。
その場の自分を今の気分や体調と照らし合わせて考えている。
だったら、まずは体力温存をしておくことで、自分の気持ちの余裕も生まれてくる。
あなたにとって、今は非常に重要?
だったら、少しでも自分のフォローをしてくれる人を見つけてみてください。
そうすれば、自然と人はあなたの行動や言葉にインパクトを感じてくれるようになります。