新型コロナの影響で宿泊、観光、旅行業、飲食業、製造業等幅広い業種、職種でリストラや解雇が急増している。
有効求人倍率も地域差が広がりを見せています。自分の住むエリアで見つける上で、今の条件より少しでも好条件だったり同等と思えるような仕事を探す人は多いはず。
そんな中で、転職サイトの求人で初めて男性向け美容クリニックのカウンセラーという仕事を見つけて気になっているという人向けの志望動機についてご紹介していきます。
私自身が15年以上医療コンサルタントとして、現場での面接官や求人募集広告等も手掛けてきたからこそ伝えられる視点でご案内しています。
男性美容クリニックの仕事概要
美容クリニックでのカウンセラーの仕事って何をするの?
この答えをまずはご紹介していきます。
内勤営業
単純に仕事的には患者様の悩みを解消することや興味を持つ治療について、その施術内容や料金、その後のアフターサポート等についての説明を行う業務。
スタッフとして勤務する上で、美容スタッフとして、クリニックの技術や勤務する看護師、担当する医師等について興味を持ってもらうような営業トークが必要になります。
ずばり営業職である。
未経験者でも大丈夫?
医療という分野で働きたいという人が減っている。最近は新型コロナの影響もあって、病院やクリニックに勤務して新型コロナに感染しないか心配という声が多くなっている。
しかし、一般の病院やクリニックと違い、病気等を治す人の治療は少ない。
内科や皮膚科、循環器科等の町医者と言われるような診療所とは少し違う環境となります。
しかし訪れる患者様の中には持病をお持ちのケースも多いです。
結果として、自分の担当する患者様との個室でのカウンセリングや手続きの中で院内感染を起こすリスクについては否定はできないと思います。
営業が苦手とか知識がないという意味で悩むキャリア的な内容とは違い、これまでの時代とは異なり、実際に3密になるような場所で仕事をしたいのか?
この点についても気にしないという気持ちがある人でないとなかなか環境としても受け入れにくいと思います。
男性美容クリニックの履歴書対策
美容外科、美容皮膚科、形成外科等の男性専門クリニックの募集を見て、興味を持つ人に伝えておきたい志望動機についてご紹介していきます。
営業や販売のキャリアあり
特にしっかりアピールしておいていただきたいのが、エリアを問わず営業経験のある人。
資格なんて関係ありません。
個人向け営業を経験しているという人は他の人よりも選考に残りやすい傾向があります。
相手のコンプレックスや悩みについて寄り添うことができるかどうかというよりもきちんとこちらの治療の意味や価値を伝えることができるのか?
他の仕事でもアドバイザーのお仕事を経験されている方にとっては、そのスキルは活かせる部分があると思います。
この点をきちんと電話やメール、その他対面での対応で発揮できるかどうかで相手の安心を勝ち取れるか?
こういうイメージをできる人の志望動機には脱毛専門から美容外科まで幅広い院で受付をしてくれると思います。
志望動機で落ちる人の特徴
転職サイトやエージェントサービスなどによくある例文等を使って文章を考える人も多いです。
しかし、これはほぼ却下される動きが強いです。
職種や分野に興味
受付や事務、営業、どんな分野の仕事でも医療の分野での志望動機で最も多く見たのがこんな文面。
- 患者様の悩みを聞き、解消してあげられるカウンセラーという仕事に興味があって
- その人の悩みを解消するためのサポートする仕事をしてみたいと思っていました
このようなことを書く人の多くはほぼ書類選考で落としていました。
なぜか?
これってうわべばかりで実際に面接でその人と会って話をしてみると全く何もその科のことも治療のことも何も勉強していない。
そのため、結果業務としても何をするのかということもまるでイメージができていない状態の方も多いのです。
そんな人が実際に業務に入って、その人の魅力を引き出すための具体的な方法をお客様のリスクや副作用等を考慮して正しく伝えられるのか?
これってどんな業界でも同じことが言えると思います。
まず先に自分の力でその業界のことを少しでも学び、そして、自分の経歴の中で何が活かせるのかを具体的に示すことができないと入社した先でもすぐに休日やらお客様の説明の仕方等で悩んで辞めてしまう。
美容業界は離職率も高い
いくら業界として成長しているとしてもその中でどれだけの人が生き残っているのか?
この点を考えると、ほとんどの人が2,3年という時間でやめている現実があった。
最初の頃の気持ちは単に面接対策でしかない。
このような人は、1年以内で基本何科に悩んで辞めている。
給与?人間関係?専門職の有資格者と一緒に仕事をするというのは相当大変です。
コミュニケーションだけでもその立場の違いがきっかけで共感をしてもらえることは少ない。
初めての人でも丁寧に研修をしますとか未経験者歓迎なんて文字を鵜呑みにしても結局は一人ひとりが自分の気持ち次第で学ぶべきというスタンスを続けるクリニックもあります。
仕事探しというだけでは、通用しないというのも考えたほうが良いと思います。