- 看護師として転職を繰り返している
- 入社してもすぐに辞めたくなる
- もしかしたら向いていないのかもしれない
- でも資格を取ったのだからせっかくなら活かしたい
こんな悩みを抱えている20代30代の看護師は多い。
コロナ禍になって、医療機関に勤めるというだけで周囲の目が冷たいということに嘆く現場のスタッフも多い。
自分がこの先どうしたらいいのかわからない!
こんな時にお伝えしたい内容を綴っています。
私自身も医療現場で15年以上在籍し、医師、看護師、薬剤師やその他の専門資格者の方とともに仕事をしてきました。
その中で、人間関係や待遇等を理由として多くの人が離職を決断していた。
でも医療現場にこだわりをもちたいと思うのは、別に不思議なことではありません。
その一方で二度と看護師をやりたくない、辞めて良かったという人もいることを知っていますか?
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今回の記事では、看護師が転職してすぐ辞めることに迷う人にお伝えしたい内容を以下の目次でご紹介しています。
看護師が転職後すぐ辞めるメリット
看護師が転職後すぐ辞めるデメリット
看護師が転職後すぐ辞めたい時の時期選び
看護師が転職後すぐ辞めるメリット
看護師が現場を辞める理由は、一般の会社と対して変わりません。
その背景と自分自身に与える影響を考えたら、メリットがないとは言えません。
- 人間関係
- 勤務環境や仕事内容
- 中途採用者の苦労
- 自分のやりがい
順にご紹介していきます。
人間関係が辛すぎる現実
強烈なリーダーや部長の存在が原因で毎日怯えながら仕事をしている方も多い。
患者様もコロナ禍になってストレスや医療に対する過剰な反応を示しやすくなったと現役の看護師から相談を受けたこともありました。
こうした過酷な状況のせいで、精神的にまいってしまう人は多い。
眠れない、不安ですぐ泣く、仕事に行きたくない、夜勤に入るのが怖い。
こんな感情に支配されているなら、一度自分を解放してあげるというのがメリットになります。
勤務環境や仕事内容
現場の看護師がどんどんいなくなっていく。
結局残った人にすべてしわ寄せが来る。
結局、美容外科や病院でも同じ。
- 土日祝の希望休が取れると言っていたのも嘘
- 日勤のみと言いながら過酷な残業
- 残業少ないと言いながら、強制的な研修や会議への出席増加
こんな勤務環境に対して、仕事内容はどんどん増えている現実に面接とのギャップを感じて離職する人は絶えない。
中途採用者の苦労
新卒とは違う。
自分が新しい職場に入ってから1ヶ月から3ヶ月程度の試用期間の間でも結局誰とも馴染めないという人もいる。
その背景には、みんな余裕がない。
やって当たり前、できて当たり前、できない人は辞めていく。
まるで受け入れる側に合わせられないなら、入社をさせても人数合わせのためという状況も多くなっているようです。
これでは、前の職場と少しも変わらない!
こんな状態になってしまって、以前にやめた理由と同じ理由で早期に退職を希望する人も多くなっている。
自分のやりがい
母親が看護師であった事から自分も同じ道を歩もうと決断した女性は多い。
しかし、その世代はもう看護部長など自分の地位も立場もある程度安定した状態であることを痛感する。
実際に、親から聞かされていたやりがいや達成感、満足感なんてものはもう20代30代には何も残されていない。
自分のメンタルがやられてもその自分を乗り越えることも仕事のうちと考えられているのが恐ろしくなる。
そのうち、人としてのやさしさなんてものは不要となってしまうのが怖い。
もう自分がこの業界で生きていることに意味も価値も感じられなくなってしまったという人も珍しくないのです。
看護師が転職後すぐ辞めるデメリット
- 新卒から25歳、26歳までに3つの病院を転々としてきた
- 次こそはと思って個人の診療所に入職。
- それでもダメで、今度は老人介護の業界へ。
もう無理、他にどこに道があるの?となっている人も多いようです。
- 転職活動時の履歴書、職務経歴書
- 採用されにくくなる自分への後悔
順にご紹介していきます。
転職活動の書類選考難易度
自分自身が招いたことだとしても職務経歴書や履歴書は必ず転職の時には必要になります。
その時、以下の点について私も人事担当者として、確認をすることは多いです。
- 退職理由の確認
- 自分が辞めたいと申し出た時の相手の反応
- もし同じ状況になった時の対処法は?
この3つはつまりは、過去の経験をどう克服するのかを確認するためにお聞きしていることが多いです。
しかし、この答えの時に、目線がずれたり、動揺をしている様子が見受けられるとやはりこの人はこの先も変わらないかもしれないと判断される可能性はあります。
以前の職場では何も言われなかったという方でもその程度の仕事だったのかと思われてしまう。
理由はどうであれ、入社してから現場がその内容についてすんなり合意したというのは、なかなか少ないのが現実です。
採用されにくくなった時の後悔
正直、看護師という職業は、引く手あまたであり、採用する側も1名応募があればよほどのことがない限り採用の方向で調整をします。
しかし、採用側にとっても以下のような職務経歴書を見るとちょっと不安になってしまう部分があります。
- どの施設でも3ヶ月、6ヶ月程度で退職をしている
- 診療科、病床数、病棟等経験を活かしているとは思えない転職先の選定
- 今の希望があいまいで見えない
こうなってくると、やはりなかなか厳しい。
自分のやりたいことや目指す未来が見えていないのではないかと思われてしまうのです。
長く勤めたいとは言ってくれているが、その思いと目指すものが一致していない。
これを見抜かれてしまうと、なかなか書類選考すら通過できないという珍しい状況に追い込まれてしまうこともあります。
看護師が転職後すぐ辞めたい時の時期選び
まず転職を考えるなら、タイミングをきちんと見極めることが重要です。
- 賞与のタイミング
- 年度末
- 転職先を在職中に決定
以上の内容についてご紹介していきます。
賞与のタイミング
賞与と言っても基本的には、満額を受け取ることができたタイミングが理想です。
基本的には、試用期間を終えて、その後の半年以上在籍したタイミングが目安になると思っていただくほうが良いと思います。
そうすれば、賞与が満額出なかったという理由付けもしやすいのです。
年度末は人事異動
年度の締めのタイミングに応じて退職を決断するというのも考え方。
例えば、
- 入職を予定していた新人が全く入ってこないことで人員的にも限界の状態で働き続けていた。
- 人手不足により自分の今のスキルに見合わないと思える高度な部署(オペ室等)に配属が決まった
このように、あくまで人事異動を理由にして自分のできることややりたいこととの条件が合わないことで退職を決断するというのも理由の1つに使いやすいです。
転職先を先に決める
決して在職中には転職活動をしてはいけないということはありません。
むしろ、次の職場を先に決めたほうが、自分としても精神的にゆとりをもって目の前の仕事に取り組むことが可能になる人は多いです。
さらに、引き留めという相手の反応を防止する効果もあります。
希望入職日と先方の都合もすべて調整済み。
後は、自分自身が1ヶ月前等社内規定に基づく退職届を提出することでスムーズに離職が可能になってきます。
就業規則の上では、入社する前に見たことがないということがないようにしましょう。
この点は、情報開示の義務付けが曖昧になっておりますので、可能な限り入社する前に確認をすることが重要です。
そして、その転職活動の時には、面接内容を含めて全て録音などをしておくことをおすすめします。
そうすれば、実際の面接での内容と就業中に発生した内容において、照らし合わせて不一致であることを明確化することも出来ます。
失敗しやすい転職活動もある
看護師の方が絶対にやるべきではない転職の方法があります。
それは、エージェントを使うこと。
ハッキリ言います。
- エージェントは医療従事者でないことがほとんどです。
- 医療現場で働いたことのある人はほぼゼロです
- 手数料の支払いが迅速な会社を紹介します
- 離職率が高い会社ほど相談しやすいのが現実です
こんなところに送り込まれる可能性があるので十分注意しましょう。