- 美容外科で看護師として転職した
- すぐ、1年以内でも退職したいと考えている
2020年以降新型コロナウイルスの影響により、医療現場の状況はこれまで以上にひっ迫した。
人手不足、労働時間の増加、責任、重圧ばかりが増す毎日。
増えないし減っていくことが続いた休日や賞与。
こんな過酷な環境から抜け出したいと考えて美容外科(美容クリニック)に転職をしようと考える人は一気に増えた。
しかし、その転職の先に本当に頑張れるのか?もしかしたらまた同じようにすぐ辞めるかもしれない。
こんな悩みをお持ちの方向けに美容外科での看護師の退職理由についてご紹介していきます。
これまでにも美容外科(美容クリニック)の看護師の転職については、以下のような記事を書いてきました。
美容科看護師の仕事内容はきつい?辛くて辞める人が多い悩みの実態
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看護師だから特別という事はありません。
今回の記事では、美容外科看護師を辞めたい人の特徴と過去の職歴の関係について、以下の目次でご紹介していきます。
美容外科看護師の転職志望動機
美容外科看護師の辞めたい理由
美容外科看護師を辞めた後はどうする?
美容外科看護師の転職志望動機
美容外科で働こう!
こんなことを考える人は何で保険診療を中心とする一般病棟や総合病院、個人診療所以外の分野に転職しようとしているのか?
この答えとして、多くなった声をご紹介していきます。
綺麗な職場
検便、尿検査、排せつ物の処理等が診療科によって関係する職場が医療機関。
人助けをすることは好きでも環境として、臭いや扱う対象に対して無理と思ってしまう人もいます。
そういう診療科に在籍していた人達からしたら、キレイな職場で自分の苦手な分野の対象を扱う必要がないというのも大きな理由となっています。
稼げる可能性
病院でも確かに稼げる。
しかし、その月収の内訳をみると、夜勤1回の金額や拘束時間を見てげんなりする。
それに比べて美容外科は?
- 日勤常勤
- 夜勤なし
- シフト制
- 1日労働時間は8時間プラス残業代
こんな形になっていることから、自分の体力的な負担としても同じ額を楽して稼げるというイメージを持つ人は多い。
美容外科看護師の辞めたい理由
どの業界においても入職してずっと続けられる人ばかりではありません。
むしろ、過酷な労働環境ではない代わりに人間関係における悩みが増えたというのはかなり多い。
年齢差における人間関係がうざい
病棟内で、ベテランの部長と新人で若い、年齢が!みたいな会話は必ずどこでも出てくる。
プライベートな事なんて聞かれたくもないのに、彼氏がとか恋愛、結婚みたいなことをずけずけと聞いてくる。
仕事のことだけでいいのにわざわざ人の個人的な事まで聞いてくるのもコミュニケーションと思って耐えている人は多い。
しかし、これって、美容外科でも同じ。
- 20代30代が多い職場だと聞いたのに、中にいる30代が結婚できないことにかなり焦っているタイプで面倒くさい人だった
- 施術を受ける人についての悪口や陰口が聞こえてくるたびに、こんなことを想われているのかとショックを受けた
- エージェント系の単色会社に登録して転職したら、辞められたら困る!くらいのすごい圧力を受けて面倒な状態になった
こんな事を繰り返していて、結局は一緒に働く同僚同士の人間関係に疲れていく人は後を絶たない。
さらに、患者さんの希望も一般診療とは全く別。
相手はお金を使って美を追求する。
当然、要望やお金を払った分の結果を求めてくる。
経過や治療後のフォローに対する負担も大きい。
この点で、60代70代からしたら、すべて娘や孫のような存在。
こんな人たちから叱責を受けたら何も言えなくなってしまう人もいる。
看護師経験3年以上と未満
まだまだ現場をあまり多く経験していない。
だからこそ、空っぽの状態で教えやすいというのが、若い新卒や第二新卒、さらには3年未満の人達。
しかし、3年以上経過すると、自分のやり方や経験を活かすという考え方も出てくる。
こうした中で、面接では必ず以下の点を確認する。
- 美容外科へ転職を希望する志望動機
- なぜ前職を辞めたのか?(退職理由)
- 美容外科でこれまでのどんなスキルを活かせると考えているのか?
この3つを聞かれることは多い。
その際、3年未満の人は、こう答える
- 興味があった
- 昔通ったことがある
- 口コミ等で評判が良かった
新しいことに挑戦する以外の動機が何もない。
でもその若さという点と看護師という資格から採用をしてもらえると思っている傾向はある。
しかし、こういう人ほど、現場の人間関係に疲れて辞めていく。
エージェントによる案内と現実の差
美容外科業界において、特に目立つのが応募の経緯による違い。
- 自らで転職サイトに登録しながら、必死に自分で応募してきた人
- 看護のお仕事、ナースではたらこ、マイナビ看護師、医療WORKER、看護のお仕事、スタッフサービスメディカル、MCナースネット、ナースパワー等のエージェントサービスを利用した人
特に、エージェントにおいては、単純に業界について何も知らない人から説明を受けている人が多い。
結果的に、業界の仕事内容や人間関係の難しさ、業務上のコミュニケーションスキル等の保険診療とのギャップを全く説明できていない。
その上で、入社お祝い金などのお金の話ばかりして、入職を促すといった事例がかなり多かった。
そんな状態になれば、当然勤めてすぐにでもギャップから嫌になってしまうこともあります。
エージェントを使う転職ははっきり言ってお勧めしません。
特に、営業をするということについては、全く触れていないケースが多い。
- 医療レーザー脱毛
- シミ、肝斑等のレーザー治療
- コスメやサプリメントの説明
こうしたことをカウンセラーや事務だけでなく、ナースも行うことが必然のようになっている。
こんな事をするなんて聞いていない!
面接の場でも患者様の対応という曖昧な説明を受けて、入社したことで退職をしたいという声は多い。
看護師としての将来性
病院や病棟で対応する内容と美容外科は大きく異なる。
看護師の当たり前の業務として感じている採血や注射、点滴、薬等を覚えることもかなり離れてしまう。
- 決まった薬しか扱わない
- 全員が血液検査をするわけではない
- 検査結果の管理等は病棟のように日々チェックしているわけでもない
- 複数の患者さんのデータとバイタルチェック等も行わない
こんなことをしていると疾患に関わる業務から離れすぎて今後保険診療領域に戻れるか心配になる人は多い。
だからこそ、今後の結婚してからの現場復帰を考えたら、もう無理という声も多い。
美容外科看護師の辞めた後はどうしてる?
- 病院での病棟勤務に疲れた
- 一般の内科、小児科、耳鼻科、皮膚科等も無理だった
- 美容外科ももう二度とやりたくない
こんな場代になったら、もう行き場所がないのかもしれない!
もう汚い仕事をしたいと思えないし、介護の業界なんてとても無理!
こんなことを考えている人に伝えておきたいことをご紹介しています。
異業種転職をする人は多い
看護師以外の仕事【異業種転職】成功体験口コミと失敗後悔注意点
資格を取る前に自分のやりたかった事と現場に入ってからのギャップに悩む人は多い。
結果として、全く違う仕事をしているほうが自分らしく生きていけたという声も多いのです。
実際に異業種転職をして恋愛、結婚、子育てと再就職という流れにのれたという声も多く聞こえてきます。
転職後すぐの転職は要注意
精神的にやられてしまったという人や体調が悪いという具体的な事情を抱えていない時期の単純に嫌だからやめたいというのは、時期も含めて慎重に検討をしておくことをおすすめします。
最後には、自分がその現場を去ったことで人生が明るくなったと言えるようにするためには、転職までの時期を考える事も重要です。