IPLの技術は、美容医療の業界では、フォトフェイシャルなどでも使われています。
- 美肌治療
- レーザーよりも痛みが少ない
- 自宅でも脱毛が可能
などの理由で注目されています。
主に脱毛サロンやエステで採用されているため、効果が低いと思われがちです。
しかし、医療IPL脱毛は、医療レーザー同等の効果があるとも言われています。
永久脱毛の定義等を掲げるアメリカでは、よく使用されている技術です。
今回の記事では、医療IPL脱毛の仕組みについてご紹介します。
医療IPL脱毛の仕組み
IPLとは、Intense Pulsed Lightの略であり、コンセンサ等を用いてキセノンランプを極端時間のみ発光させた光のこと。
光の波長数やパルス幅、発生させるエネルギー量によって、脱毛や皮膚の治療などに使い分けて用いられています。
IPLは、多波長であることが特徴です。
【キセノンフラッシュ方式の特徴】
波長 | 照射エネルギー密度 |
560~1200㎚ | 20~40j/㎠ |
IPL脱毛の場合は、メラニン色素に反応することで、毛包およびバルジ領域に存在する幹細胞が破壊される。
医療脱毛とサロン脱毛の違い
サロンや家庭用美容器にもIPLの技術は使われています。
単純に違いがあるのは、出力の高さです。
毛の成長をつかさどる組織を破壊する効果がないといわれています。
レーザー脱毛とIPL脱毛【医療脱毛の比較】
医療脱毛の中でもIPL脱毛とレーザー脱毛の2つがあります。
それぞれの特徴についてご紹介します。
医学的根拠があるのはどっち?
エビデンスがある治療法を選びたいのであれば、レーザー脱毛の方が豊富です。
IPLの方が痛みが少ないという理由から選ぶ人がいます。
IPLの方が産毛に対する効果が弱いため、産毛が多い部位については、レーザー脱毛を推奨するクリニックもあります。
家庭用IPL脱毛は効果がない?
実際に医療用と比較すると、出力が低く設定されています。
家庭用IPL脱毛の特徴
家庭用とは、自宅で簡単に手入れをしたい方向けに販売されている脱毛器のこと。
家庭用の場合には、毛包のアポトーシス誘導が起こる原理を利用して、毛の成長を抑える働きが期待されています。
アポトーシス誘導とは、簡単にいえば、細胞が自ら死んでいくような状態に誘導すること。
つまりは、自己処理を軽減する効果は期待できますが、生えてこないという達成感や満足感を得られるのかといえば違います。
回数をこなしている間に、一時的な減耗効果を実感することができて、脱毛サロンや医療脱毛に通うのをやめる人もいます。
つまり、併用している場合は、どのタイミングで効果を実感したのかによって、家庭用脱毛器や業務用脱毛機で効果を実感できたと感じてしまう人もいるのです。
しかし、医療脱毛に通ったことのない人でも脱毛サロンに通っているだけで長期的に手入れ不要の状態になったという人もいます。
あくまで、効果の感じ方はその人のもとの状態や肌との相性などによって個人差があると思います。
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参考資料