きつい、汚い、危険という3つを多くの人は仕事でも私生活でも嫌う。
職探しに困った時にはどうだろう?
今の自分が得意とすることが何もない!
こんな男女が最近介護という仕事に注目している。
その背景は何?
実際に人材コーディネーターを勤め、さらに内部での人事管理も経験してきたからこそ伝えたい内容をご紹介しています。
この記事の他にも医療や介護、福祉の仕事については、以下のような記事も書いています。
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求人が絶えない職は実在する。
職場でのストレスはどんな施設でも事務所でも存在する。
規模も人の数も職も関係ない。
結果的に今から自分が新しい職につく上で資格が取れる仕事を探す人も増えている。
でも実態としては、内容はどうなのか?
きつい仕事なのか?
厳しいのか?
ストレスは何があるのか?
全く未経験の時に職探しと業界で働く人の声を照らし合わせている人も多い。
まずは、介護の仕事がきついのかという点をわかりやすくご紹介していきたいと思います。
今回の記事では、介護の仕事はきついのか?について、以下の項目でご紹介しています。
介護の仕事がきつい場面
介護の仕事がきついと思う人の特徴
介護の仕事がきついと思わない人
自分的には力仕事なら問題ないと思っている男性もいる。
今までやったことがないことの方が多少大変でも楽しみがあると考える人もいる。
そんな入る前のイメージと現場で働く時の業界の実態のギャップについてご紹介していきます。
介護の仕事がきつい場面
私自身も実際に職場として中で勤務をしていた時期がある。
だからこそ、単にお仕事を紹介するだけでなく、どんな人に働く意思やイメージとギャップに注意するべきかを必ず伝えている。
そんな中で現職の知人の声を含めてご紹介していきます。
介護の仕事がきつい局面1.利用者
実際に働く相手は物ではなく、人になる。
そして、対象となる人の多くは、少し自分一人で生活するのは困難と周囲が気に掛けるような状態。
この環境に利用者自身は自分の置かれた状況をどう思っているのか?
この答えが非常に重要。
- ボケたとは思っていない人。
- 他人に世話をされることに抵抗を持っている人。
- 家族の誰からも面会に来てもらえない人。
人はいつの時期でも、孤独になることを恐れる。
そして、他人に対して、防御反応を見せる。
結果、その人と人の距離を模索する時間が非常に大切になっていく。
いくら介護の仕事を資格者として働くことが出来たとしても相手の心は十人十色。
それぞれの心に寄り添う事が仕事の中で多くのストレスになっていく。
人間相手に言葉をしっかりかけていても伝わらない事もある。
これが介護や福祉関連の仕事に初挑戦した人が悩み、職員になった後にもすぐに辞めてしまう理由の1つとなっている。
介護の仕事がきつい局面2.人手不足
どこの会社でも聞こえてくる言葉。
でも介護や福祉、医療関連ではその対象がしっかり目で見てわかる状態になる。
シフト表に並ぶ名前の大半がパートの職員。
夜勤や日勤に入る際に未経験の人でもどんどん資格を取得して一人前になってもらうように現場が圧をかけてくる。
こうした時、自分のペースでしっかりじっくり学びたいと思うタイプの人はどうなる?
利用者の介助を必死に覚えることを大切にしたい時間に介護福祉士の試験対策。
過酷な夜勤が続くシフト。
こんなアンバランスな状態が続くことで、いくら将来資格を取得したいと思っている人でも業務に追われるという実態がある。
こうした時、もう現場を離れて、資格も別になくても良いと思ってしまう人がいるのも現実なのです。
介護の仕事がきつい局面3.衰え
自分自身も徐々に体が衰えていく。
家族のために必死に働こうと思う男性が実際に50代から70代でも働きに出てくる。
しかし、この時、思っている以上に自分の体力的にきついと思ってしまう事も多い。
特に、入浴の介助をする時がかなり顕著。
蒸し風呂のような脱衣所スペースでの作業はきつい!
さらにその後に、居室やトイレに誘導する。
その後にベッドに移動。
一連の動作がひと段落したと思ったら、次の食事の準備のためのおむつ交換。
どんどん目まぐるしく時間が経過していくような状態。
この流れの中で自分がやっていけるのかと実際に悩んでしまうケースが多い。
介護の仕事がきつい局面4.給料
やりがいはある。
でもやっぱりやっていて収入がそこそこなければ生活がきつい!
実際に生活のためにやっているという若い世代でも徐々に給料が気になっていく。
結婚をしたいのに、介護施設では養っていけないかもしれない。
ちょうど結婚をしたいとか子供が欲しいと考える20代30代が徐々に不安を感じる瞬間。
こうした各個人が生きていく上でのターニングポイントになる時、違和感を感じる事が多い。
人、お金、時間。
この3つが主に働いている人たちが感じるきつい対象と言えるのです。
介護の仕事がきついと思う人の特徴
正社員で勤務できるだけ幸せ。
こう感じる人にとってはとても良い環境なのだと思う。
高齢者は増え続ける。
知識も当然経験を積み重ねることで培われた。
でもその先は?
この答えを自分の中できちんと何か目標を持つことが重要。
実際に相談があった現場での声
入浴もおむつ交換もベッドのシーツ交換もキレイ。
さらに、体力もある。
こんな男性から以下のような質問を受けたことがあった。
「自分がこの先、ずっと続けていけば今より高い給料を望めるのでしょうか?」
事務所に入り、仕事の合間を使った短い時間の個別相談。
当然、求人情報を見た中の情報はきちんと照らし合わせても問題なく支払われている。
しかし、入った時と自分の生活に必要な給料が同じ人は少ない。
当然、徐々に高くなっていく部分もある。
一人で生きていくにしても、自分の老後のための貯金という不安もある。
こうした時、職場環境がどこよりも恵まれていた時にも他の自分の人生設計という問題で不安を抱える人は色々不安が増える。
介護の仕事そのものが問題ではない
利用者に寄り添うことが楽しみ。
給料と言ってしまえばどこの業界よりも安いかもしれない。
もちろんそれだけを見たら不満があるのも確か。
でもそれ以上に色々どこにもないやりがいと達成感がある。
上記の言葉は、私の親友が30代で亡くなる直前に残した言葉。
彼もまたずっと介護という業種に身を置き続けた一人だった。
人間関係としてもスタッフが葬儀の時に泣き崩れたほどの存在だった。
キャリアとかそんな言葉よりもとにかく人に寄り添いたい。
こんな意識を持って仕事に向かっていたと思う。
だからこそ、自分の身体に何かがあった際にもまずは仕事。
こんな意気込みを貫き通していた。
正直、スキルなんてことよりもこれくらいの意気込みや熱意がないと本当の意味で続けていくのは大変だと私は思っている。
もちろん、一過性の付き合いで、上手に職場を変えていくという考え方もある。
デイサービス
老健
特養(特別養護老人ホーム)
有料老人ホーム
以上のように介護の業種にもさまざまな環境がある。
さらに、派遣、契約社員、正社員とさまざまな希望に合わせた働き方もある。
当然、気持ちを切り替えることが難しい人も多いと思う。
だからこそ、環境に依存しない。
そして、一つの場所に固執しない。
この2つが辛い時にも誰かのせいにしたり、気持ちが折れないようにするために必要な準備だと私は伝えたい。
介護の仕事がきついと思わない人
実際に私の身内にも多数の介護をしている人がいる。
実際にスキルもすごい!
経験も豊富。
非常に素晴らしい数々の資格を持つ人もいる。
でもその人たちでさえ、一定の期間で違う職場に行くことを考える。
このタイミングが非常に重要なんだと彼らは言う。
背負いすぎないことの大切さ
辞めるという言葉をあまり意識しないこともこの業界では大切なこと。
なぜか?
家庭がある人なら、まだまだ環境を変えるという選択が可能。
数多くの選択肢があるからこそ、あまり1つの場所に固執して考える必要がない。
こんな転職しやすい仕事はない!
まずは自分の基盤として過去を別に後悔する必要がないと思う気持ちが大切。
老人専門の病院に就職したけどちょっとイメージと違った。
だったら大きく環境を変えて、老健に行ってみよう。
常に新しい状況が近くにあると思えば、別に今いる場所を辞められないとかストレスを抱え続けるような状況ではない。
コミュニケーションが取りにくい。
無資格なのが自分だけという環境で居心地が悪い。
何でもいい。
自分が就職するまでは知らなかった一部が常に自分の意識に入り込んできたらどうする?
この場合は新しい環境を探す。
こういう考え方があれば、正直常に新しい環境は用意されやすいと思う。
正直、サポートしてくれる人の数も環境も施設によって大きく異なる。
給与も夜勤の手当てが高い場所もあれば、低い場所もある。
年齢を気にしない仕事探しが可能
私の知り合いの中には、65歳以上という年齢になってもいまだに新しい場所から条件を含めて誘いの声が簡単にかかる状態になっている。
これが他の企業とは決定的に違う点だ。
多くの人が辛いと言って辞めてしまうからこそ、長続きしない。
でも自由だと思える人にとっては、こんなおいしい仕事はないという。
このあたりが大きく考え方の違いから価値観のズレにつながっていく部分。
時代の変化に伴う少子高齢化の流れ。
日本全国どこに住んでいても同じ言葉を耳にする時代。
だったら、少しでも仕事探しを楽にできるというメリットを感じたい。
こういう考え方を持つ人にとっては、正直きついという言葉よりも楽が先になる環境だと私は感じた。
いまのあなたにとって介護はどんなイメージになっていますか?
仕事をするにあたって何を確保したいですか?
このように考えながら、同じエリアにある求人情報を比較すると色々将来の問題や課題とその答えがまとまってくると思います。
今回の記事でご紹介したかった内容は以上となります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。