- 毛周期って何?
- 脱毛する時に毛周期に合わせるってどういうこと?
- 毛周期を自分で調べることはできるの?
脱毛を効果的に済ませるためには、毛周期の成長期に施術を受けることが好ましいことをクリニックの医師によるコラムでも紹介されるようになりました。
今回の記事では、毛周期と脱毛の効果についてわかりやすく解説します。
毛周期とは?
毛周期とは、体毛や髪の毛が生え変わる周期(サイクル)のことです。
毛周期の種類
毛周期には、3つの種類があります。
それぞれの特徴をまとめました。
種類 | 特徴 |
成長期 | 生えている全体の毛の10~20%程度 最も毛が太く長く成長する時期 毛根にある孟母細胞が毛乳頭の指示によって細胞分裂することで毛を増やすのが成長前期。 成長後期になると、肌の表面に毛が現れます。 |
退行期 | 毛の成長が止まり、毛が細くなって、次第に毛が毛根から離れるようになり、抜け落ちる |
休止期 | 毛が完全に毛根から抜け落ちた時期 次の新しい毛を生やす準備期間 個人差もありますし、部位によって異なります。 休止期の期間は、「数ヶ月~数年」と言われています。 |
【ココが重要】
医療脱毛に通う期間の目安として、1年から1年半で脱毛が終了すると記載しているクリニックは多いです。
しかし、休止期の期間は、「長い方なら数年」。
だからこそ、医療レーザー脱毛を受けても普通に生えてくるという人がいるのです。
「終わる」「完了する」と明言されたら、この点をきちんと確認しましょう。
脱毛効果を発揮しやすい毛周期の期間
先述の通り、脱毛効果を感じやすいのは、「成長期」です。
成長期には、毛を作る組織が活発に活動しているため、毛穴全体に高いエネルギーが発生しやすい状態になっています。
さらに、毛乳頭や毛包と毛がくっついているため、メラニン色素に反応するレーザーでも効果が発揮しやすくなります。
効果がない時期の特徴
一方、休止期や退行期に施術を受けても、毛根や毛乳頭と毛が離れているため、いくらレーザーで熱を加えても脱毛の効果は期待できないのです。
各部位の毛周期の間隔
毛周期のサイクルは、部位によっても異なります。
部位 | 毛周期 | 成長期の割合 |
全身 | 約2ヶ月 | 20% |
顔 | 約1ヶ月~2ヶ月 | 20% |
脇 | 約2ヶ月~3ヶ月 | 30% |
VIO | 約1.5ヶ月~2ヶ月 | 30% |
腕 | 約3ヶ月~4ヶ月 | 20% |
脚 | 約1.5ヶ月~2ヶ月 | 20% |
ムダ毛の濃さも毛の太さも個人差がありますので、あくまで平均値を掲載しています。
しかし、自分で見分ける方法は存在しません。
つまり、誰にもわからないのですから、何の根拠があって、1年から1年半で完了するのかわかりません。
医療現場で10年以上学んでいても、医師からこういう話を聞いたことがないことに驚きました。
無駄打ちが増える可能性があると思いませんか?
毛周期は乱れることがある
医療脱毛を何度も経験しているのに、効果がない。
10回以上、20回以上やってもVIOがツルツルにならない。
こんな悩みがネット上でも書き込まれています。
その理由の一つが毛周期の乱れ。
毛周期が乱れることで、脱毛効果が低くなることはわかっています。
【毛周期の乱れにつながる行為】
- 睡眠不足
- 喫煙
- 過度の飲酒
- ストレス
- 生活習慣の乱れ
などがあります。
成長ホルモンは、良質な睡眠をとることで分泌されるため、睡眠不足の人は乱れやすくなります。
他にもムダ毛の処理のために、毛抜きや除毛ワックスなどを使用する人も大きな影響を与えます。
自己処理をしたい場合には、電気シェーバーやカミソリを使用するようにしましょう。