- 看護師になってまだ1年目なのに辞めたくなってきた
- 看護師以外の仕事をしたほうが良い気がしてきた!
- もう2度と看護師はやりたくない!
- クリニックでも病院でも同じような事を悩むのかな?
医療現場で15年以上人事や労務管理の業務を行い、現役のナースの現場の悩みに寄り添ってきました。
- 先輩が怖い
- 上司が仕事をしない
- 何でも仕事を新人に押し付ける
- 仕事ができない
- 人間関係がめんどくさい
こんな声は本当に多いです。
コロナ禍だからという事ではありません。
コロナ前も今もお結果的に今後に不安を抱えている人の方が圧倒的に多い。
今回の記事では、1年目の看護師が辞めたい理由とその悩みの対処法について以下の目次でご紹介しています。
看護師1年目で辞めたい人は多い現実
看護師1年目の退職希望理由|現場の声
看護師1年目で辞めたい時はどうする?
看護師1年目も関係なく転職するべき人
1年目で看護師を辞めたい人の次の転職活動
看護師1年目で辞めたい人は多い現実
アンケート調査とか新卒看護職員の退職時期みたいなデータを見て、どのくらいの人が自分と同じように辞めているのか気になっている人は多い。
しかし、そんなアンケート実際には、ほとんど役に立たない。
なぜか?
- 大学病院、総合病院というだけでけでも経営の質も違う
- 病床数や救急医療中心等病院の特性も異なる。
- 学校の時に現場実習がほとんど受けられずに採用された事によるギャップ
こうしたことを考えたら、実際に働いてみたら、イメージと全く違うという声はかなり多い。
医療現場は、結局はなぜ人手不足に悩まされ続けているのか?
この答えは、看護師だけでなく、他の資格者を含めて多くは人間関係で辞めている人が多いのが現実なのです。
縦社会、体育会系の典型例
世の中の多くは、実力主義、成果主義の動きが加速している。
しかし、医療現場はまだまだ年功序列。
- 先輩が正しい
- 後輩は先輩の指導を受けるのが当たり前
- 先輩のやり方に口出しをするのもタブー
こんなやり方をずっと見せられてしまったら、結果的に雰囲気が悪いという印象が先になる。
さらに、OJTや研修なんてものもほとんど存在しない。
- 見て覚える
- 感覚で覚える
- ルールは見ていればわかる
このようにあくまで個人の感覚に任せているのに、結果ちょっと異なる動きをするだけでかなりの叱責を受ける。
結果的に人間関係が嫌で夜勤に行きたくない、もう無理という声が多いのも現実なのです。
看護師1年目の退職希望理由|現場の声
1年目の新人看護師が3ヶ月、6ヶ月、10ヶ月くらいの時間で「辞めようと思っています」という相談を持ち掛けてくる。
この時に聞こえてくる理由をご紹介していきます。
仕事に向いていないかもしれない
- 患者さんの名前と顔が覚えられない
- 業務上の流れがいまだにつかめない
- 先生により異なる指示の特徴がわからない
このように、人間関係の中でも業務内容に直結する点で覚えられない、仕事ができないという悩みを抱えている人も多い。
結局、経験を積み重ねると言われても時間が経過したら慣れてくると思って耐えていた。
でもいまだに自分が仕事でわからない事が多いし、結局ついていけないのではないかと思ってしまうことが増えた。
もうこの先の将来性を考えて、早めにこの業界を辞めるべきかもしれない。
こうはっきり言ってくる新人も少なくないのです。
看護師向いてないと思うからやめたい!人事担当者の悩み相談体験談
1年目の退職でその後の転職は異業種
看護師1年目でもうすでにこの業界には未練がないという声が聞こえてくるような現場もあります。
- そんなに年上だからと偉そうにされるとは思っていなかった。
- 派遣と一緒に仕事をしていて、正社員だからとこき使われるというのが納得できない
- 就業時間なんて守られたことが1度もないのに、それを当たり前と言っているのはどうかしている。
このように、現場で何を学ぶかというよりも病院やクリニックという職場がこんなに残業管理や就業管理をしていないとは思っていなかったという声もあります。
看護師二度とやりたくない声が急増!資格者が異業種転職する理由
社会的信用よりも自分の人生を優先
在籍期間が短いとその後の人生の中で転職する時に不利になる可能性もありますよ。
こんな言葉を私も実際に退職希望者にお伝えしたことがありました。
しかし、この時に返ってきた答えは、
「どんな職場に何年勤めていたかという事よりもこんな職場から早く解放されたい」
「そんなことはあなたには関係ない」
ここまで言わせるほど誰かが何かの形でその人を追い詰めてしまっていたと思うとその後には「辛い思いをさせてしまって申し訳なかったです」という会話になっているケースも多いのです。
辞めグセとか転職を繰り返すのは一部のみ
本当に辞めたい人の中には、次の職場選びをきちんとしたことで辞めなくてもよい環境を見つけたという人もいます。
特に、新人の中でも病院からクリニック、介護サービスから訪問看護みたいな経験をしている人はそんなに悩みも変わらないため辞めていく傾向もある。
しかし、友人や知人の紹介で同じ職場に就職した等仲間がいる環境を見つけた人は、その職場の人間関係や仕事内容が名アックになって、続けられる環境もある。
だから、辞め癖がつく等の言い回しでの辞めない方が良いという説明もおかしいのです。
夜勤なしの日勤常勤+土日祝休み
病院では夜勤をするのが当たり前。
その生活に慣れても結局は夜勤手当なしでは生活できないような賃金だと気付く人もいる。
夜勤手当が前提になれば、当然昼夜逆転等体の変調をきたす人もいます。
自分の私生活やプライベートな時間を使うことに体力も気力も追いつかない。
こんな状態が続くなら、この先この職場にいる価値なんてない。
こういう考え方から辞めている人もたくさんいます。
看護師1年目で辞めたい時はどうする?
- 人間関係
- スキル
- 収入
- 夜勤やシフト制
- 専門分野からの脱出
こうして考えていくと、結果どんな仕事でも似たような理由で仕事を辞める人は多い。
やりたいことが見つからない人へ
仕事の流れや業務内容等実務における悩みや不安を抱えている人がいずれ夜勤に入るようになればさらに事態は深刻化する。
だったら、その前に辞めるほうが精神的なストレスは少ない。
やりたいことが見つからないというなら、以下のような人間関係のつながりを利用することをおすすめしたい。
- 病院からクリニック等規模や環境を変えるなら、まずは派遣で経験してみる!
- 異業種転職なら、同級生等の友人や知人と情報降雨冠をしておく
- 同じ学校の先輩などに連絡が取れるようなら、規模や環境の違う看護師の業務を聞いてみる
このように、あくまで自分が動ける範囲の中で人を介する情報収集をてっていしておくことが大切。
別に経験とか過去の転職歴ということを気にする必要はない。
まずは自分自身がこの先の人生で看護師を続けるべきか?
この答えを主な働き方の軸として決めることが重要。
仕事とプライベートの恋愛や結婚
女性の多い職場で多いのが寿退社という問題。
人員不足になる大きな要因として、同じ年に妊娠による退職希望者が出てくる等の問題は意外と多い。
結果的に、自分がこの先結婚をしたり、妊娠出産をするまでの流れをどう考えるのか?
自分の生き方の将来設計を考えたら、正直看護師の仕事はいつでもまた現場に戻ってくることは可能。
だったら、まずは自分自身が他の仕事に就くことで心身共にリフレッシュするということも考えたほうが良い。
あくまで仕事以外の自分の生きがいや楽しみを持つことができない状態では何をやっていても楽しみがないという生活になってしまう。
人間関係に疲れたら業界を去るほうが勝ち
そもそも看護師を目指す人はどんな性格なのか?
医師、医療事務、放射線技師、作業、理学療法士、薬剤師等それぞれの専門職に従事する方も一定の特徴があります。
得に看護師は、やっぱり周囲から必要とされることを喜びに感じる人が多い。
その反面で、利用されるとか上から押し付けられるという状況を極端に嫌う傾向もある。
よって、自分を押し殺してまで続ける仕事に意味や価値がないと考える人は多い。
そして、無理をして働き続けても結局仕事をやりたくなくなる状態が悪化するという人も多い。
だったら、まずはそういう人が集まる現場から離れることが大事。
辞めないことが美徳だと思っていても、その我慢で自分が病んでしまう事のほうがリスクもデメリットも大きい。
看護師1年目も関係なく転職するべき人
一般の会社員になっている人も医療現場で働く人も同じ悩みを抱えている。
この悩みや不安、ストレスを抱えた状態から、精神疾患や自律神経系の疾患に苦しむ人は年々増加している。
コロナ禍での健康障害の増加
- 不眠症
- うつ病
- 脅迫障がい
- 自律神経系疾患
- メニエール病
- ヘルニア
このように、ストレスを抱えたことで体調を崩して療養が必要と診断を受けた事があるなら、なおさらすぐに退職をしたほうが良いと私は伝えたい。
20代前半と後半は体力的にも精神的なダメージの回復力も大きく異なる。
健康障害をきたすほど働いた後に会社は何かしてくれるだろうか?
何もしてくれないからこそ、自分の身は自分で守らなければいけない。
うつで会社の仕事を辞めたい!既婚でも追い込まれたアラフォー転職体験
労基法違反の現場とは関わらない
- 残業代未払い
- 過剰労働
- 休日出勤
このように、労務管理などは表面的で実際のところは、現場の指示に従うしかないという状態で日々を過ごす人は多い。
でもあくまで、自分の置かれた状況は違法だとわかったら、その旨は、総務や労働基準監督署に相談をするほうが良い。
もし仮に、その職場が完全に違法な状態になっているなら、その問題を放置しているという認識が無いことが最大の問題となってくる。
結果、馬車馬のような働き方を求められ、最後には使えなくなったら切り捨てるみたいな現場にあなたがいてもメリットはない。
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1年目で看護師を辞めたい人の次の転職活動
新卒なら第二新卒で採用されることもあるでしょう。
第二新卒以降は、中途採用で仕事を探すことが可能。
だとすれば、いつでも自分が看護師に戻りたいと思ったら現場復帰は可能ということになります。
それを今の状況に耐える自分に酔いしれるみたいな状態になってしまうと、結果的に雇用している側にとって都合の良い人間になるということ。
転職の基本的な考え方
- 年齢は若い時のほうが転職をしやすい
- 同業他社でも5年、10年働いていると柔軟性があるのかを求められやすくなる。
- 転職を経験しているかどうかよりもその年で入社して何をしたいのかが重要とされている。
このように、自分が働いた分の給料を受け取る環境を手にするには、あくまで自分のやりたい事や将来性への関心、イメージを伝えられるかどうかが重要になります。
この答えがまるでないという状態になると、あくまで素人と同じような状態になってしまうのです。
1年目で病院を辞めたら次の転職はどこがおすすめ?
結局は自分の居場所なんてどこにもないのかもしれない。
こんなことを考えているなら、まずは以下のような内容を考えていきましょう。
学べる内容とその場の従業員の状況
- 新人ばかりが多い
- 管理者と部下の年齢が極端に離れている
- 福利厚生や給料の昇給等も面接のときの説明とは異なる。
こんな状態が続いているなら、まずは新しい職場を探す時には、以下のような心構えが大事になる。
- 最先端を学ぶことを楽しみにできるか?
- 自らで何か商品やサービスを売り込むことは性格的に出来そうか?
- 研修医が多いような現場で見下すことなく、冷静に対処ができるか?
このように自分が置かれた状況とその後の自分の目指す場所を照らし合わせてみましょう。
その結果、自分に合った看護の業務が何かを探っていくことが最初の近道。
これをやっても何も見えてこない人は、業況も環境もすぐに辞めたほうが良いでしょう。
美容クリニック、内科、循環器科等の個人診療所
- 病院は二度と行きたくない
- 健康な人を相手にしているほうが気が楽
こんな風に考えているなら、まずは自分の周りにある美容外科、形成外科、美容皮膚科等に力を入れているはずだ。
その場合でも以下のような働き方を意識している人は長く続けられないと私は伝えたい。
- 営業をするのは嫌だ。
- 自分が納得できる状態までとことん考え続けてしまう
こういう根が真面目なタイプになると、結果的に自分がこの先でどう生きていくのか?
この答えだけ焦点を絞ってじっくり考えてみてください。
- 本当に年収が高い場所なら環境なんて関係ないといえますか?
- 知識や経験を積むってどういうことか知っていて考えていますか?
今後の自分の人生は、毎日どんな人をサポートする環境で仕事を行っていきたいのですか?
この答えを考えていくと、決してナースだから医療機関では働いているのがあたり前とは言えなくなってくるのです。
結局は、業界を問わず、面接を受ける時、同じような質問があります。
その中で、特に気を付けていただきたいことは、以下の3つ。
- 今までの仕事の経験とこれから希望してる仕事にどんな関係があるのか?(活かせること)
- 新しいことを覚えたいとかスキルを身につけたいという意思がきちんと伝わってくるのか?
- 過去の仕事を辞めたという話の原因で、とりあえずのような言い方が見えてしまうか?
この3つが大丈夫であれば、とにかく2年目、3年目にも努めてもらえるかもしれないと思ってもらえる。
私自身が面接官をしていた時には、この時の目の動きに注目していたのですが、非常にわかりやすかったです。
別に1年で辞めたことがあればすべてネガティブに捉えられてしまうということではありません。
あくまで、技術とか経験以上にあなた自身がその経験から多くのことで傷つき悩んでいたというなら、それもまた理由になるわけです。
しかし、辞める他に本当に方法はなかったのか?
この点を多くの会社の面接担当者は考えるのです。
1年以内にやめた人でも簡単に入れる会社の特徴
あくまで、時間がかかっても早い時期にやめてしまうかもしれない。
こう考えるのは企業側。
しかし、本当に離職率が高い会社はそんなこと関係ありません。
ミスや失敗があったり、わからないことがあったとしても最初はフォローをしたりするのは当たり前です。
そのために研修をやっているのです。
こんな説明を平気で面接のときにしてきます。
しかし、実態は?
- その体制すら整っていない。
- とにかく人がたくさん辞めていく。
- あっという間にわからないことを質問する先輩すら少なくなっていく
こんな会社がたくさんあります。
退職理由を聞いても何も言わない。
こういう会社に初めて遭遇したら正直採用されても入社をしないほうが無難です。
正直そういう会社は後になって現実を突きつけられて、早くにまた退職を考え始める。
転職サイトの選び方についても解説してます。
あくまで施設や医療という企業だからと考えるのではなく、労働者としてどんな人たちと仕事をしたいのかを考える。
どこか胡散臭いとか条件が良すぎると思ったら、必ずその会社の離職率を確認しましょう。
騙されるのが怖いと思っている方へ
所詮多くの人が大変でやめていく。
だから人材が万年不足している。
こういうい状況だという事を見極めることが大事です。
会社の評判や口コミが無い。
クリニック名や会社の年収や仕事がきつい等を検索しても出てこない。
こういう会社は、自分たちにとって都合の悪い情報や実際の声を無理矢理消している会社もあります。
そんな会社にも特徴があります。
- 一般の企業でも医療でも施設の中にポスターや張り紙で求人を出している
これはかなり離職率の高い会社である可能性を疑ってよいです。
本当に人材が安定するのなら、企業側は量より質を求めます。
人は辞めるのが当たり前。
この感覚があるからこそ、基本的に事前には楽をしようとするのです。
一人でもうまく見つかれば採用するのは簡単。
もちろん、その人が一人で仕事ができる人なのかはどうでもいい。
結局入ってから慣れる前にしんどいとなったら、田町が悪いなら仕方がないと退職を許可すればいいだけ。
こんな対応を平気で行っているような会社もあります。
もっと悪いケースでは、エージェント等を使って入ったのだから、次の人の面接が決まるまでは我慢してもらうという事例もあります。
正直、これはいじめとかそういうことよりも労基法上違法です。
でもそんなこと関係なしでやっている会社もまだまだ多いのです。
嫌がらせやいじめの対処法
これからは自分がどう生きていくのかをきちんと自分自身で計画を立てないとどんどん辛くなっていく。
いじめも多くなりました。
嫌な人を辞めさせる方法や対処法等も書いています。