- 看護師として病院、クリニックに勤務
- 1ヶ月で退職したいと思っているのは早いの?
- 転職活動の時に退職理由を問わず不利になったりする?
自分の人生の中で何度か転職を経験する人もいる。
同じ会社でずっと勤めあげる人もいる。
近年は、2年から3年に1回は転職をする人も増えている。
この動きは、決して続かない、すぐ辞めるという企業側の悩みにもつながっている。
しかし、採用された後、さまざまな原因がある。
これまでにも看護師を辞めたい人の悩みについては、以下のような記事を書いてきました。
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看護師だから特別という事はありません。
今回の記事では、看護師が1ヶ月で退職したい時の悩みや転職活動のポイントについて、以下の目次でご紹介しています。
1ヶ月で病院を退職する時の辞める手続き
1ヶ月で看護師が退職した後の再就職苦労
看護師が転職先で失敗後悔を感じた体験談
看護師が1ヶ月で退職したい時にやるべき事
看護師が1ヶ月で退職したい時の失敗注意点
看護師は1ヶ月で退職するべきかの選択方法
1ヶ月で病院を退職する時の辞める手続き
辞めたい突起には、基本的に一般企業でも医療機関でも同じ手続きがあります。
- 配属される部署も問いません。
- 体調不良や精神的ストレス等原因も問いません。
- 2年目、3年目、4年目等の勤続年数も問いません。
雇用された際には必ず以下の流れに従います。
民法上では、雇用契約期間の定めのないものとの雇用契約については、解約の申し入れ後、1週間として、労働者は、雇用主に対して、2週間で終了することとなっているのです。
過度な引き留めや強制労働は違法です
最初の申し出に対して、相談を持ち掛けられることもあります。
しかし、以下のような内容については、法律上違法の可能性があります。
- 退職届や退職願を受理してくれない
- 次の人が決まるまで退職は許可できないと言われた
- 退職の申し出をしたら拒まれた
このような時には、もしすぐに辞めたいなら、所轄の労働基準監督署や無料の弁護士相談を利用することをおすすめします。
知識として、日本国憲法18条に注目。
- 奴隷的拘束を禁じる
さらに、22条
- 職業選択の自由
この2つの権利を労働者側は持っています。
つまりは、2週間前の退職の意向の申し出を行う事により、退職は可能です。
1ヶ月で看護師が退職した後の再就職苦労
一旦退職することを決断すると、次の就職先を探す動きのタイミングが問題になります。
- 在籍しながら新しい勤め先を探す
- 辞めた後にじっくり新しい勤め先を探す
この2つの考え方があります。
しかし、1ヶ月という状況では、以下の点を確認しておくことも重要。
- 現在勤める病院やクリニックは、ブラック企業とか離職率が非常に高い等口コミが広がっているほどの環境や条件が認知されているか?
- 噂ではいい病院とかしっかりしている等良い口コミや評判のほうが目立つ施設なのか?
もちろん、前者であれば、あなたの就職先として選んだ事に同情をしてもらえる可能性もあります。
しかし、後者であれば、話は別。
環境や条件も悪くないのになぜ辞めたのか?
つまりは、退職理由と周囲が認識している情報とのミスマッチが起こりやすいのです。
自分の部署や上司は噂と違うとあなたが伝えていてもその事実を見ていない側としては、判断に困るのも現実です。
看護師が転職先で失敗後悔を感じた体験談
すがる思いで再就職先を決定。
しかし、その新しい職場もまさにブラック病院。
- 常時求人募集をしている
- 在籍者の中で勤続年数に大きく開きがある
- 新人看護師で2年目、3年目がほとんどいない
このような職場を選んでしまうと、結果的に以下のような悩みを抱えてしまうことも多い。
- 人間関係はもっと最悪の状態だった(総合病院勤務20代女性)
- 個人開業のクリニックなら人が少なくて楽だと思ったのに、年配の人がすべてを仕切っていて周りは振り回されて困惑(30代女性)
- リハ系の病院だったら汚い作業などもないと思って入職したが重い荷物等もすべて男に回されて腰痛による体調不良で休職(30代男性)
このように、環境を変えたとしても違う事で追い込まれたという事例も多いのです。
結果として、家族に負担を掛けたり、不安にさせたりしていることも多い。
まずは、自分の環境の中で何を不満の材料にしているのかをきちんと見極めることも大切です。
看護師が1ヶ月で退職したい時にやるべき事
入職から1ヶ月で見切りをつける。
とにかく辞めたいの一心で上司に相談。
このような人がこの先の人生で、同じ職場にいた人達とも縁を切るのはもったいないのです。
不満があるなら、まずは同僚に
入社1ヶ月であれば、素直に同僚に相談することも大事です。
周りに何か言われるか心配。
こんな悩みを抱えているなら、そういう状態があれば、さらに辞める意思を固めればよいだけの事。
問題は、その人の知る情報も入手しておくことなのです。
- この病院に入職した理由
- 今辛い思いをしているかどうか?
- 人間関係や労働条件等自分にない悩みは無いのか?
このような違いを確認することで、自分が気にしすぎているだけとか自分の知らない業界の転職事情を知る事が重要。
同じ職場にたどり着いた者同士で「もう少し仕事を続けてみよう」と励まし合える可能性もあります。
メンタルケア他体調管理の徹底
医療機関に勤めながらにして、うつ病になってしまったという人は事務、看護師、作業療法士や理学療法士、放射線技師等数多くを目にしてきました。
その多くは、メンタルクリニックに通っているという悲惨な状態でした。
病んだ心はしばらくは簡単には元に戻せません。
体調も同様です。腰痛だと思っていたら、ヘルニアを患っていて、ストレスを抱えるたびに激しい痛みに襲われ、出勤も困難な状態に追い込まれてしまった方もいます。
あくまで、自分の体調がよくないと思ったら、退職をすることで休業をする覚悟も必要な場合があります。
看護師が1ヶ月で退職したい時の失敗注意点
- 無職期間が長くなるのは心配
- 一人暮らしで家賃や生活費、食費等も考えなければいけない
- 車のローンも払っている
- スマホも端末代を分割払いにしている
こんな人が思いつきやその場の勢いで辞めてしまうのはかなり危険です。
他にも自分の転職活動を他人に委ねるのも危険。
- 転職エージェントに求人の募集状況を確認させる
- 給料の交渉もしてもらう
- 採用してもらいやすい状況を作ってもらう
こんなことをしても、エージェントは業界の事を何も知りません。
むしろ、あなたを手数料をもらう道具として見ているのが現実。
結果的に、離職率の高い職場を案内されて、嫌な思いをしてまた違う職場を紹介してもらうよう相談させる。
こんな手口もある事を知っておく必要があります。
看護師は1ヶ月で退職するべきかの選択方法
- 自分は今の職場に嫌でももう少し居続けなければいけないの?
- このまま仕事を続けていたら自分がおかしくなりそう!
- 精神的につぶされた後では次の仕事に行くこともできない。
不安や不満が重なっている時には、思考もネガティブな発想が多くなってしまうのも仕方がないこと。
だからこそ、冷静に客観的にものごとを見極めることが重要なのです。
異業種転職を視野に入れる
あなたは今看護師としての将来しか考えていないのではないでしょうか?
次の職場も当然医療関係に就職すると思い込んでいませんか?
実は、医療機関に勤める人の中には、国家資格を持ちながら全く医療現場とは関係のない仕事をしている人もたくさんいます。
例えば?
- アパレル
- 製造業
- 夜の街関係
- ショップ店員
- 保険の営業
- カーディーラー
- 食品関連
このような仕事に就く事と看護師に何が関係あるのか全く想像ができないという人は多いかもしれません。
しかし、これらは、すべて十分に関連した情報があります。
胃腸種転職先 | 看護師としての知識や経験を活かす分野 |
アパレル | 入院用の衣類や子ども向けの衣類の着衣のしやすさと身体の特徴などの説明や提案 |
製造業 | 注射など細かい作業に比べて簡単になった手作業 |
夜の街関連 | 女性として扱われたい気持ちがあるからこそ、積極的に人と話すことができる |
ショップ店員 | 患者様に説明をした時の感覚で初心者に専門用語を使わない説明をすることに対する抵抗がない |
保険の営業 | 医療保険の重要性やニーズに対するミスマッチの指摘等 |
カーディーラー | 高齢者と同伴する車両選びの際の身体的特徴に基づく提案力 |
食品関連 | 健康意識に対する医療看護の視点からの提案 |
このように、基礎の知識を使うことで違う商品でも選び方や探し方のポイントなどをサポートする仕事はいくらでもあります。
人間関係が最悪な職場からの転職
あなた今いる職場の環境における人間関係はどのような状況でしょうか?
- 看護部長が絶対的な存在となっている
- 各フロアのリーダーのクセが強い
- 新人いじめや派閥がすごい
- 人手が足りないことで過剰な拘束時間や残業が多い状況
こんな職場であれば、まずは総務部又は人事部に直談判をするのも大事なのです。
なぜか?
入社1ヶ月というのは、その立場から内部を客観的に見ている状態。
まだ人の好き嫌いをはっきりさせるまでその人のこともよくわからない。
しかし、その対象がやる気を失い、自分が働きたいと思っても続けられないと悩んでいる。
この状況を見ても放置する又は仕方がないと言って済ませる職場は改善するつもりもありません。
むしろ、その状況で我慢できる人がいてくれればそれでよいというスタイルです。
しかし、そういう職場を変えたい、変革をしなければいけないと意識している職場であれば、あなたの意見もありがとうございますと言って情報を管理しようとします。
在籍期間が短い時ほどチャンスがある内容もあります。
ぜひその人間関係の悩みを自分の中だけで終わらせるのではなく、看護部長と対等の立場の人たちに直接相談をしてみるのも一つの方法です。