近年、高齢化社会の影響で訪問入浴の需要が高まっています。
訪問入浴は、利用者様の自宅に訪問し、入浴介助を行う仕事です。
看護師にとって、訪問入浴は魅力的な仕事の一つです。
しかし、一方で「きつい」という声も聞かれます。
今回の記事では、
- 訪問入浴看護師の仕事内容
- 楽に働くための5つのコツ
をご紹介します。
訪問入浴看護師の仕事内容
- 利用者様の自宅を訪問し、入浴介助を行う
- 利用者様の健康状態の観察
- 入浴後の体調管理
- 医療機器の管理
- 事務作業
訪問入浴看護師が「きつい」と言われる理由
訪問入浴看護師が「きつい」と言われる理由を、5つのポイントから詳しく解説します。
体力的な負担
入浴介助は力仕事です。
利用者様の体重を支えたり、浴槽の移動をしたりする必要があります。
また、1日に複数の利用者様を訪問するため、体力的な消耗が大きいです。
精神的な負担
利用者様の安全と健康に責任を持つ必要があり、常に気を配る必要があります。
特に、重度の介護が必要な方や認知症の方の入浴介助は、精神的な負担が大きくなります。
時間的な制約
1日に複数の利用者様を訪問するため、時間的な制約があります。
移動時間も考慮し、限られた時間の中で効率的に業務を進める必要があります。
人間関係
利用者様やご家族とのコミュニケーションが重要であり、信頼関係を築く必要があります。
また、
- 利用者様との価値観の違い
- ご家族とのトラブル
など、人間関係の悩みを抱えることもあります。
孤独感
1人で複数件の訪問を担当するため、孤独感を感じやすいです。
チームで仕事をする機会が少ないことも、孤独感につながります。
訪問入浴看護師が楽に働くための5つのコツ
楽に働くために、以下の5つのコツを意識しましょう。
体力づくり
入浴介助は力仕事なので、日頃から体力づくりをしておきましょう。
ウォーキングや筋トレなど、無理なく続けられる運動を取り入れ、筋力と持久力を高めることが重要です。
タイムマネジメント
1日に複数の利用者様を訪問するため、時間管理が重要です。
移動時間も考慮し、スケジュールを効率的に組みましょう。
ToDoリストを作成したり、アプリを活用したりするのもおすすめです。
コミュニケーションスキル
利用者様やご家族とのコミュニケーションを積極的に取るようにしましょう。
入浴介助の目的や手順を丁寧に説明し、信頼関係を築くことが重要です。
傾聴の姿勢を忘れず、利用者様の不安や要望をしっかりと聞き取るようにしましょう。
オンオフの切り替え
仕事とプライベートの時間をしっかりと分けるようにしましょう。
仕事が終わったら、リフレッシュできる時間を確保することが重要です。
趣味や運動など、自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。
周囲との協力
チームで協力して仕事を進めましょう。
他の訪問入浴看護師や介護職員と情報共有したり、業務を分担したりすることで、負担を軽減することができます。
積極的にコミュニケーションを取り、チームワークを高めましょう。
訪問入浴看護師に向いている人
- 体力がある
- 責任感がある
- 時間管理が得意
- コミュニケーション能力が高い
- 柔軟性がある
いずれかが欠けても苦労する部分があります。
慣れるかもしれないという楽観的な考え方よりも体力、精神力と照らし合わせて考えておきましょう。
何より、無理をしないことが大切です。