リハビリ病院の看護師は、急性期病院と比べて仕事が楽だとイメージされることも多いです。
しかし、実際には多くの課題があります。
今回の記事では、リハビリ病院の看護師の仕事内容、きついと言われる理由、やりがいについて詳しく解説します。
転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
リハビリ病院の看護師の仕事内容
リハビリ病院の看護師の主な仕事内容は、以下のとおりです。
- 患者様の状態観察
- リハビリテーション計画の作成・実施
- 医療機器の操作
- 患者様への指導・教育
- 医師や理学療法士との連携
患者様の状態観察
- バイタルサインの測定
- 身体観察
を行い、患者様の状態を把握します。
リハビリテーションの効果判定にも役立てられます。
リハビリテーション計画の作成・実施
医師や理学療法士、作業療法士などと連携します。
患者様一人ひとりに合わせたリハビリテーション計画を作成します。
計画に基づいて、リハビリテーションの実施にも携わります。
医療機器の操作
リハビリテーションに必要な医療機器を操作する機会もあります。
患者様の安全を確保しながらリハビリテーションをサポートします。
患者様への指導・教育
患者様やご家族に、リハビリテーションに関する指導や教育を行います。
退院後の生活にも役立てられるよう、自宅でのリハビリ方法なども指導します。
医師や理学療法士との連携
医師や理学療法士、作業療法士など、他の職種と密に連携します。
患者様に最適な治療・リハビリテーションを提供します。
リハビリ病院の看護師は、医療的知識と技術だけでなく、コミュニケーション能力や人間関係構築能力も求められます。
患者様の不安や希望に寄り添い、心身ともにサポートすることで、患者様の社会復帰を支える重要な役割を担っているのです。
リハビリ病院の看護師がきついと言われる理由
リハビリ病院の看護師がきついと言われる理由は、いくつかあります。
身体的負担が大きい
リハビリテーションには、患者様を支えたり、移動させたりするなど、身体的な負担が大きい業務があります。
精神的な負担が大きい
患者様は、病気や障害による不安や焦燥感を感じているため、精神的なサポートが必要です。
夜勤が多い
リハビリ病院も、人手不足のため、夜勤が多いのが現状です。
人間関係
医師や理学療法士など、他の職種との連携が重要です。
しかし、中にはモラハラやパワハラをする人もいます。
人間関係のストレスを感じることもあります。
リハビリ病院の看護師のやりがい
リハビリ病院の看護師は、きつい面もありますが、やりがいもたくさんあります。
患者様の成長を間近で見られる
患者様がリハビリによって歩けるようになったり、日常生活に復帰できるようになったりするのを見るのは、大きな喜びです。
専門知識・技術を身につけられる
リハビリテーションに関する専門知識・技術を身につけることができます。
チーム医療を実践できる
医師や理学療法士など、他の職種と協力して患者様をサポートすることができます。
リハビリ病院から人気の転職先
リハビリ病院から転職する場合、人気の転職先はいくつかあります。
訪問看護
訪問看護では、患者様の自宅に訪問し、リハビリテーションや療養生活の支援を行います。
リハビリ病院で培った専門知識や技術を活かせるだけでなく、患者様やご家族との密なコミュニケーションを図りながら、より深く関わることのできる仕事です。
【訪問入浴看護師もきつい？】仕事内容と楽に働くための5つのコツ
整形外科クリニック
整形外科クリニックでは、手術後のリハビリテーションや運動療法を担当します。
リハビリ病院で培った専門知識や技術を活かせるだけでなく、患者様とじっくり向き合うことができる仕事です。
3. 高齢者施設
高齢者施設では、高齢者の介護やリハビリテーションを担当します。
リハビリ病院で培った専門知識や技術を活かせるだけでなく、高齢者の心身の健康をサポートすることで、社会貢献度の高い仕事です。
企業
近年、企業の健康管理部門でリハビリ経験のある看護師を採用するケースが増えています。
リハビリ病院で培った専門知識や技術を活かして、従業員の健康管理や運動指導を行うことができます。
教育機関
教育機関では、学生の健康管理や体育の授業のアシスタントを担当します。
リハビリ病院で培った専門知識や技術を活かして、学生の健康と安全を守ることができます。
上記以外にも、転職先は多岐にわたります。
転職を検討する際は、
- 自分のキャリアプラン
- 活かしたいスキル
- 希望する勤務地
などを考慮し、自分に合った転職先を選ぶことが大切です。
