- 医療や福祉ならコロナ禍でも職に困らないはず
- 資格取得後には給料も上がるのかな!
- 福祉の関係なら、肉体的にもきつくないのかな?
- 幼稚園や保育園は教育系じゃないの?
こんな疑問にお答えします。
3年後の離職率はなんと39%。
10人入社しても3人以上は消える可能性が高い。
医療、福祉業界はやばい!といわれている理由は、シンプルです。
- 人間関係で退職する人が多すぎる
これが代表例。
業界的にもブラック業界ランキングで5位に入っているのが現実です。
医療、福祉関連退職理由関連記事。
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今回の記事では、ブラック業界ランキング5位に入っている医療、福祉業界をやめとけと伝えている人が多い理由について、以下の目次でご紹介しています。
医療、福祉で働いている理由
お医者様が元気すぎて困る?
お医者様が過労死する問題
看護師も現場で疲弊する問題
介護現場も人間関係がきつい
医療、福祉で働いている理由
病院や診療所で保険診療を中心に行っているのは、疾病や疾患の治療が中心になります。
一部では、健康診断や予防医学に基づくワクチン接種等が行われています。
では、働く全ての国家資格者や有資格者が同じ待遇で仕事をしているのでしょうか?
いいえ違います。
大半が病院勤務開始直後に業界離脱
退職理由の断トツトップなのが、人間関係。
その対象の多くは、院内の上司や医師との人間関係に悩んだことがあるという人が多い。
- 縦社会
- 年功序列
- 先輩は仕事をしない
- 指示が毎回人によって異なる
こんな状態で、患者さんからもクレームが出たら、誰も味方になってくれない。
結果的に、医療現場といいながら、奉仕やサービス業だと思い込むしかない状態になる。
最後には、モンスターペイシェントに遭遇し潰されてしまう人がいます。
モンスターペイシェントとは、モンスター(化け物、怪物)とペイシェント(患者)を組みあわせた和製英語です。
具体的には、医療従事者や医療機関に対し、自己中心的で理不尽な要求を繰り返す患者のこと。
しかし、このモンスターが上司や院長になってしまっているケースも多いのです。
お医者様が元気すぎて困る?
お医者さんは、診療時間の始まりから終わりまで診療に従事しています。(患者さんがいればの話ですが)。
その仕事の量に、すべての従業員が右に倣えでついていくことになります。
しかし、その残業代は?
みなし残業代で一円も出ていないというケースも目立つのです。
さらに、みなし残業を超えた分すら、賃金を支払わないケースも出てききます。
- 学会
- 往診
- 論文
- 業者とのミーティング
やることはたくさんあって、忙しいのはわかります。
しかし、たまには自分以外の従業員を休ませてあげようという配慮をするよりも稼ぐことしか考えていないケースもあります。
- 振替休日が取れない
- 有休を取得したことがない
- 産前産後休暇取得後は働く気がしない
こんな声が聞こえてくることで、結果的に多くの人がもう無理!限界といって現場を去っていることも多いのです。
お医者様が過労死する問題
お医者さん自身も過労死しているケースがあります。
救急対応では、20時間以上の勤務を強いられている外科医や麻酔科医を私も現場にいる時代によく見かけました。
30時間以上ぶっ続け。
こんなありえない状態が日常的になっているのを患者である側は知りません。
結果、医師ですら、今の立場を捨てて、他の職種に転職をしている時代です。
看護師も現場で疲弊する問題
看護師たちも医師には逆らえません。
同じ立場でもありません。
つまり、使用者と労働者のような関係。
美容外科等の場合は、オペや予約がないと医師だけが退社。
スタッフたちが拘束時間を過ごすという日が繰り返されている現場もあります。
こうなると、チクチクと仕事ができないとか遅い、使えない等の愚痴が出てきやすい。
結果的に、いじめ等になっていくケースもあります。
結果、忙しい時を一緒に乗り越えていると思っても、内心では使う、使われる椅子の奪い合いになっているような現場もあります。
介護現場も人間関係がきつい
介護も同じです。
現場に権力者はいないことも多いです。
しかし、施設長と呼ばれる人や人事などの担当者には逆らえない。
リーダーが罵倒、罵声、利用者への暴力を繰り返すのを見て、見るに堪えられない状態になった。
など違った意味でのモンスターがいることで精神的にも肉体的にも限界を感じている人がいるのです。
別に誰がえらいとかすごいとかそんなことは関係ない。
みんな自分が同じ時間に同時にできないいろいろなことを片付けてくれている。
たったこれだけを意識したら、みんな心から素直に相手に感謝できるはず。
それができないのは、ブラックだから?
人間関係に悩むことで辞める人が多いのは、ブラックの典型だと私は感じています。