ダイオードレーザーとは、半導体レーザーとも言います。
半導体レーザーとは、再導体の半結合発光を利用したレーザーです。
半導体構成元素によって発振する中心周波数(レーザー光の色)が決まるのが特徴です。
医療脱毛の種類については別の記事でもご紹介しています。
医療脱毛が5回で終わらないのは当たり前?【必要な回数目安と効果】
医療脱毛はぶっちゃけ効果ある?何回で終わる?【現場経験者が解説】
今回の記事では、ダイオードレーザーの効果や痛み、副作用などの特徴についてご紹介します。
ダイオードレーザーとは?仕組みや特徴
ダイオードレーザーには、「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類があります。
照射の仕組みも痛みも異なります。
簡単に表でまとめました。
比較項目 | 熱破壊式 | 蓄熱式 |
脱毛の仕組み | 毛根をターゲットに照射する。 毛乳頭、毛母細胞を破壊することで脱毛する メラニン色素に反応して熱を発する仕組みにより、毛根を破壊する | バルジ領域をターゲットに照射する 低出力のレーザーを連続照射する |
痛み | 痛い | 熱破壊式よりは痛みが少ない |
毛質 | 産毛から濃い毛まで対応可能と言われているが、実態は細い毛には効果なしという声もある | 産毛から太い、濃い毛も反応しやすい |
肌質 | 敏感肌 アトピー 日焼け肌 いずれにも対応可能 | 敏感肌 アトピー 色黒 日焼け肌 いずれも対応可能 |
医療とサロン | 医療用もサロン用も存在する(サロンは光のみ) | 医療用もサロン用も存在する(サロンは光のみ) |
ダイオードレーザーは機械の種類で異なる?
そもそもダイオードとは、人工の結晶を使用しているのをご存じでしょうか?
ダイオードは、名称としての総称です。
つまりは、半導体の種類が異なることで、効果も異なります。
ダイオードレーザー=同じという解釈は間違いです。
レーザー脱毛機の種類
医療用レーザー脱毛機は主に3つの種類が使われています。
- ダイオードレーザー
- アレキサンドライトレーザー
- ヤグレーザー
それぞれの違いを分かりやすくまとめました。
名称 | ダイオードレーザー | アレキサンドライトレーザー | ヤグレーザー |
レーザーの波長 | 808㎚ | 755㎚ | 1,064㎚ |
効果の仕組み | メラニン色素に反応する 産毛への照射が可能 | メラニン色素に反応する 美肌効果も期待できる | メラニン色素には反応しにくい 硬毛化した毛の脱毛に使われることがある |
痛み | 3つの中では弱い | 3つの中では中間 | 3つの中では痛い |
日焼け肌への対応 | 可能 | 不可 | 可能 |
代表的な機械 | ソプラノアイスプラチナム メディオスターNeXT PRO ライトシェアデュエット | ジェントルレーズ ジェントルマックス | ジェントルヤグプロ スプレンダーX |
夏のマリンスポーツや屋外のスポーツを楽しみたい方の場合、アレキサンドライトレーザーでは施術を断られることもあります。
脱毛は、部位や毛質、肌質だけでなく、通う期間と通えない可能性も考慮することが大切です。
ダイオードレーザーの脱毛効果【回数目安】
施術部位ごとの目安をご紹介します。
部位 | 施術回数目安 |
顔(ひげ) | 10回以上 |
背中(産毛) | 5~10回 |
ワキ(濃い) | 6~8回 |
VIO(濃い) | 6~10回以上 |
ダイオードレーザーでは、産毛や色素の薄い毛にも反応すると言われていますが、実際に通っていた人の口コミとはギャップがあります。
メディオスターの口コミ
<私の脱毛歴>
— ぱんだ@全身脱毛×筋トレ(リーン) (@pandatsumo) October 1, 2020
機種
→部位、抜け始め
☑︎p-nain(光)
→ひげ、1週間?
☑︎スーパー脱毛(ニードル)
→ひげ、痛くて即挫折
☑︎メディオスター
(ダイオードレーザー)
→ひげ、効果なし
→上半身、約8日
→下半身、約8日
☑︎GENTLE MAX PRO
(ヤグレーザー)
→ひげ、約8日
→VIO、約8日
ダイオードレーザーが向いている人向いていない人
ダイオードレーザーはどんな人におすすめなのかをご紹介します。
ヒゲや脇毛等濃い部分の施術
濃い毛を医療脱毛で施術してもらいたいと思っているなら、おすすめです。
ただし、痛みはありますので、痛みに強い人に限られます。
副作用が心配な方
一方で、以下のような肌トラブルや症状がある人にはおすすめしません。
- 照射部位に赤みがある
- 水疱ができたことがある
- 色素沈着がある
こんな人は、施術後にさらに悪化する可能性もあります。
上記はすべてダイオードレーザーの副作用に該当する症状だからです。
「大丈夫」という言葉を信じる前に、慎重に検討しましょう。
ダイオードレーザーのメリット
ダイオードレーザーにもメリットはあります。
施術の痛みが医療脱毛の中では少ない
ヤグレーザーやアレキサンドライトレーザーと比較すると、痛みが少ない。
しかし、サロンの光脱毛と比較すると雲泥の差があります。
痛身に弱い人は医療脱毛全般が向いていないと思います。
アトピー肌や敏感肌で診断が必要な人
皮膚科で塗り薬等を処方してもらっていたり、敏感肌で肌トラブルが不安な方は、医師に診察をしてもらいながら施術を受けられるのが、医療脱毛のメリット。
特に蓄熱式脱毛であれば、低出力のため、アトピーや日焼け肌でも施術が可能です。
ダイオードレーザーのデメリット
白髪には効果なし
メラニンに反応するため、白髪には反応しません。
ダイオードレーザーというよりも熱破壊式も蓄熱式も白髪には脱毛効果を発揮しません。
白髪まじりの毛を脱毛したい方は、ニードル式脱毛などを検討することをおすすめします。
剛毛な人には効きにくい
濃い太い毛にも反応すると言われていますが、ヤグレーザーやアレキサンドライトレーザーよりも効果が劣ります。
つまり、VIO脱毛に向いていると言っていながらも、ダイオードレーザーよりも他の機器の方が効果があるというのが現実です。
ダイオードレーザーの脱毛後の経過
ダイオードレーザーの施術後には、どんな注意点があるのかをご紹介します。
施術後の痛みや赤み
施術後にはヒリヒリする感覚や赤みが出る人もいます。
痛みや赤みが出た際には、必ず施術を受けた医師に診察をお願いするようにしましょう。
経過の通院が難しいという人にはおすすめしません。
ダイオードレーザー以外の脱毛機をお探しの方へ
ダイオードレーザーよりもメンテナンスコストが安いし、バルジ領域と毛根の両方にアプローチができる施術機器はあるのか?
あります。
それが、LED脱毛機です。
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