• もしかしたら看護師に向いてないのかもしれない。
  • 自分は看護師として仕事を続けるべきか迷っている
  • 看護師に向いている人と向いてない人の違いが知りたい!

医療現場で15年以上勤務して、看護師の方の面接なども行ってきました。

今回の記事では、看護師に向いてない人の性格やその他の特徴をわかりやすく解説します。

自分は何に向いているのか知りたい方向けには、調べ方も記事の後半でご紹介しています。

看護師に向いてない人の性格的特徴

看護師に向いてない人の性格的特徴

共感力の不足

共感力の不足

患者さんや家族の気持ちを理解できないと、適切な対応ができないことに悩んだり、クレームを受けて悩んでしまうこともあります。

ストレス耐性が低い

ストレス耐性が低い

正直、プレッシャーや重圧に耐えられない人は、精神的につらくなってしまうこともあります。

心理的な負荷に耐えられないという人は向いていないと言えます。

感情のコントロールが苦手

感情のコントロールが苦手

人と人の関係の中でも、モンスターペイシェントと呼ばれるような患者さんや家族を相手にする機会もあります。

上司や同僚で全く仕事をせずに、口ばかり出している人もいます。

こうした理不尽な環境の中で、感情のコントロールが難しい方は、長続きしません。

寛容性の欠如

寛容性の欠如

看護師の職場には、医師、介護、理学療法士、薬剤師などさまざまな有資格者がいます。

それぞれ価値観が異なりますし、相手のバックグラウンドまでの配慮が必要なケースは多くなります。

もちろん患者さんに対しても同様です。

看護師に向いてない人の思考的特徴

看護師に向いてない人の思考的特徴

細部への注意欠如

細部への注意欠如

些細なミスはコミュニケーションにも関係します。

  • 伝え忘れた
  • 言い忘れた
  • 書き忘れた

等の申し送りのミスは、患者の命にも係わることもあります。

細部への注意に自信がない方も仕事のミスが続くことで自信を失う人が多いのが特徴です。

決断力不足

決断力不足

目の前で起こっていることに対して、戸惑うこともありますし、自分では判断ができないこともあります。

こうした時、素早く誰に何をどのように相談すれば問題が解決できるのかを判断しなければいけません。

「誰に」というだけで、「この人にこんなことを言ったら」などと余分なことを考えている人は事態が悪化する可能性もあります。

緊急事態への対応に時間がかかる方は、自信を失うこともあります。

チームワークの欠如

チームワークの欠如

患者さんの些細な変化に気付いた時、すぐに報告しますか?

情報共有の中で協力の必要性に疑問を感じたことはありませんか?

つまり、自分で抱えてしまうタイプの人は、チームワークを乱すと判断されてしまうことがあります。

変化への柔軟性の欠如

変化への柔軟性の欠如

コロナ禍になってから、医療現場も大きく変化しました。

患者の受け入れ体制も日常の業務における消毒、検温などの業務の流れも変わった現場は多いです。

こうした時、スムーズに次の新しい手法や流れ、技術への適応が求められます。

状況の変化についていけない人は仕事が覚えられないという悩みを抱えてしまうことも多い職場です。

プロダクション効果で記憶を定着させよう!仕事が覚えられない時の対処法

看護師に向いてない人の行動的特徴

看護師に向いてない人の行動的特徴

ユーモアや笑いがない

ユーモアや笑いがない

どんな職場でも元気で明るい人がやっていけます。

ストレスの緩和は自分でコントロールするしかありません。

患者さんとの関係も暗い雰囲気を壊すくらいの明るさがないと引き込まれてしまう可能性があります。

体力がない

体力がない

アクティブに休日もどこかにお出かけするぐらいの体力がないと長続きしません。

自分の仕事に対するエネルギーを上手に使うことができないと、緊急事態などで体力や免疫力が無くなって、働けないなんてこともあります。

今回ご紹介しているのは、病院や診療所(クリニック)等の規模を問わない一般的な内容です。

もちろん、現場の雰囲気や働く環境によっても違いがありますが、基本的には体力、判断力、コミュニケーション能力がないときつい仕事といえます。

看護師に向いてない?職業の適性の調べ方

看護師に向いてない?職業の適性の調べ方

職業の適性検査には、いろいろな種類があります。

例えば、

  • 能力検査
  • 職業適性検査
  • パーソナリティ検査
  • 興味・価値観検査

などがあります。

無料で提供されているサービスもありますので、気が向いたらやってみるのも良いでしょう。

自己分析と診断結果の活用法

自己分析と診断結果の活用法

もう無理。

もう二度と看護師なんてやらない

などの声も実際にネット上には数多く見かけます。

自分自身がもし今後も続けたいと思っているのに、診断結果では悪い内容が出てしまったら?

こんな時の対処法をご紹介します。

適性として出された職業を調べる

適性として出された職業を調べる

まずは適性から判断し、おすすめの職業や業種として提示された仕事の内容や月収・年収、福利厚生、平均勤続年数などを調べてみましょう。

自分の今の仕事内容と照らし合わせて魅力を感じる用でしたら、まずは見学などを行うことも良いでしょう。

強みを活かせる職業の探求

強みを活かせる職業の探求

パーソナル診断等を行うことで、自分の強みを活かす職業や仕事内容が出てくるサービスもあります。

こうした時には、まずはその仕事内容の特徴を調べることも大切です。

今の仕事とどこが違うのかを確認しましょう。

例えば、体力や知力、未経験者の参入リスクなども確認しましょう。

他にも、今の資格を活かせる仕事なのかをチェックすることも大切です。

弱みの補強とスキルアップ

弱みの補強とスキルアップ

弱みがない人はいません。

しかし、弱みを放置するのは間違いです。

自分の弱みを知ったら、どのように補うのかを考えましょう。

自分自身の弱みをはっきり伝えられる人は、強みも正しく理解しています。

自分に何ができて、何ができないのかを明確にしましょう。

キャリアアドバイザーの助言やサポートは必要?

キャリアアドバイザーの助言やサポートは必要?

ナース向けの転職サービスは利用する価値がないと思います。

私も現場にいた頃、複数の会社のサービスを利用した経験がありますが、全員医療現場の未経験者ばかりでした。

単純に内勤営業スタッフという立場です。

キャリアアドバイザーという名前があっても現場を知らないのですから、具体的なプランを考えるのは困難です。

よって、自分の将来は自分自身で考えることが大切です。

キャリアカウンセラーの利用価値

キャリアカウンセラーの利用価値

自分で見学を希望した時に、しつこく面接に誘われたという経験はありませんか?

こういうことはよくある話です。

もし興味がある医療機関や施設があっても自分の履歴書や職務経歴書はだしたくないと思ったら、キャリアカウンセラーの在籍する会社を利用するのは一つの方法です。

実際に申し込みをする際には自分で申し込みをしたほうが採用されやすいのでこの辺りの使い分けは注意しましょう。

心理的サポートの活用法

心理的サポートの活用法

一度自分の職場を離れて、じっくりゆっくり考えたい。

有休をまとめて取得し、旅行やバカンスなどを楽しむ人もいます。

しかし、職場でいじめやパワハラ、嫌がらせ等を受けてしまった人やミスばかりで自信を失った人は、職場に顔を出すのもつらい状態になってしまうこともありますあ。

こんな時には、職業を問わない心理的なサポートを実施しているサービスを利用する方法もあります。

各地方自治体が案内しているイベントやサービスもありますので、活用しましょう。

自己成長と柔軟性の重要性

自己成長と柔軟性の重要性

自分自身が職業の変化に対して、固執していませんか?

自分は国家資格を取得したのだからもったいない。

こんな気持ちを優先しても、自分自身が楽しく仕事ができなくなってしまったら、毎日がつまらない人生になります。

つまらない毎日の先に、明るいキャリアプランはありません。

つまり、自分自身が成長するためには、異業種転職も選択肢のうちの一つという気持ちを用意する必要があります。

スキルや知識の継続的向上

スキルや知識の継続的向上

たとえ異業種転職したとしたもその後、また逆戻りする可能性もあります。

ですから、いつでも現場に戻れるように、看護師としてのスキルは落とさないようにしましょう。

自己啓発の重要性と具体的な方法

自己啓発の重要性と具体的な方法

まずは、自分自身の棚卸をしておきましょう。

  • 人生設計を考える。
  • 今できる事とできないことを整理する。
  • やりたいこととやりたくないことを分ける。

など、最終的に自分が将来どうなりたいのかを明確にしましょう。

ただやみくもに転職活動をしても「隣の芝生は青く見える」だけの人も増えています。

自己啓発に必要な最初の一歩は、自己分析と解析です。

つまり、適性等を見た際にもまず自分がどんな人間でどのような未来に向かって生きていくのかを軸に考えましょう。