- 美容クリニックのカウンセラーになりたい!
- 美容クリニックのカウンセラーの年収が高いって本当?
将来を夢見る人もいますが、一方で、きつい、つらい、辞めたいという人も多い業界です。
向いている人と向いていない人がはっきり分かれます。
離職率も決して低いとはいえません。
10年以上現場で勤めましたが、5年経った頃には、もうすべての顔が新人になりました。
今回の記事では、美容クリニックのカウンセラーがきついと言われる理由について、ご紹介します。
美容クリニックカウンセラーがきつい理由
人事担当もしていたからこそ伝えたい内容をご紹介します。
人間関係がつらい
美容クリニックには、以下のような有資格者と一緒に仕事をします。
- 医師
- 看護師
つまり、医療従事者と呼ばれるような資格を持つ人達と仕事をしなければいけません。
一方で、美容外科、美容皮膚科、形成外科などにカウンセラーの募集要項は?
- 無資格者歓迎
- 未経験者歓迎
- 高卒以上
- 営業スキルがある方歓迎
こんな内容ですね。
つまり、受付カウンセラー=一般の人。
この段階から嫌がらせを受けたり、優れた実力があると妬まれたりということが起こります。
美容クリニックカウンセラーの人間関係:ストレスの原因と上手な対処法
業務内容【覚えることが多い】
カウンセリングをしたいと思っても新人にいきなり仕事は回ってきません。
覚えることがとにかく多いのです。
- 医療機関に関連する法律(店内ディスプレイも誇大広告に注意が必要です)
- クレジットカード、医療ローンの仕組みを知る
- 医療機器(医療脱毛機、レーザー脱毛機)の名称や機能、注意事項を覚える
- 患者さんの経過、アフターフォロー
- 施術名と治療効果や副作用
- 病名や疾患、症状に関する名称や具体的な内容
- 注文先となる業者とのやり取り
- 経理的な内容
とにかくたくさんあります。
院内にコスメやオリジナルサプリ等を扱っている院の場合は、それらも早急に覚えなければいけません。
つまり、商品知識をつけるだけで膨大な量の学習時間が求められるのです。
しかし、日常の患者様との対応も仕事です。
つまり、医学的知識に強い関心がないと患者さんを笑顔にするなんてことを言っている人は大半がつぶれていくのです。
美容クリニックカウンセラーの業務内容を経験者がわかりやすく解説!
営業ノルマがキツイ
全国展開している大手美容外科の中には、以下のような内容もあります。
- 個別の売上成績を表にしたものが院の中に張り出される
- 全国の中でのランキングが毎週届く
- 他の院の売上上位の人が公開される
結果、売上が伸びない院になると、新人いびりなどもひどいということもあります。
単純に売上を上げている人が正しいといった風潮もあります。
結果、受付カウンセラー同士でも優秀な成績を収めた人が優位になるみたいなこともよくある話です。
美容クリニック受付のリアルな手取り大公開!稼ぎ方&離職率の真実も徹底解説
美容クリニックカウンセラーが向いている人
はっきり言えば以下の内容にすべて当てはまる人が向いていると思います。
- 内勤営業職を探している
- 売上を上げることが仕事のやりがいだと思っている
- 人を蹴落としてでも上に上がりたい
- 患者さんの予算よりもより良い治療を進めることが仕事だと心から思える
- 他人に何を言われても自分の結果にこだわる性格の持ち主
全てにあてはまっていれば、風当たりの強い状況でも立ち向かっていけるのではないでしょうか?
一つでも当てはまらない人は、きつい、つらい、無理、やめたいと思えてくる日までのカウントダウンの始まりになると思います。
10年以上続けてきてよかったこと
とはいえ、私自身も営業未経験でした。
でも私は医療現場を経験していたので、医師、看護師との人間関係は何も困りませんでした。
お医者さんとはどういう人が多いのか、看護師との人間関係で触れてはいけないことなどもずっと学んできたことがいかせたと思っています。
さらに、カウンセリングも実際に相手のニーズに対して、どう対応すればよいのかが見えてきて楽しくなってきました。
うつ病になりかけました
順風満帆の人生だったのかと言えば違います。
- 一時期は、不眠症にもなりました。
- ヘルニアも経験しました。
- メニエール病も発症しました。
すべては、人間関係が原因でした。
美容クリニックカウンセラーになるには?
- 販売業の店長経験者
- 保険営業経験者
こうした仕事をしてきた人にはおすすめしやすいです。
実際に私も上記のような方と仕事をした経験がありますが、非常にスムーズに仕事ができたと思っています。
一方で、
- 美容外科に興味があった
- 昔一度行ったことがある
こんな人は、たいてい面接前の書類選考で落ちる可能性が高いです。
クリニック選びのコツ
全国に院があるクリニックでも、院長がずっと同じ院にいる場所は要注意。
まるで自分が王様になっていると勘違いしているのでは?
顧客からこんな書き込みをされているようなクリニックもあります。
実際に働く場所を探す時には、必ず各院のGoogle口コミを確認するようにしましょう。