- 転職って誰に相談すればいいのかな?
- キャリアコンサルタントとかカウンセラーという人達は何をしてくれるのかな
- キャリアコンサルタントは国家資格が必要?
- キャリアコンサルタントの年収はどのくらい稼げるのかな?
キャリアコンサルタントは、学生から求職者、在職者まで対にg職業選択や能力開発などの相談、助言を行う専門職です。
1人で考えても答えが出ない時、職場を辞めたいと思った時などすこしでも答えを出しやすくするためのサポートをしてくれます。
今回の記事では、キャリアコンサルタントの資格や年収、仕事内容をわかりやすく解説します。
キャリアコンサルタントとは?
キャリアコンサルタントとは、個人のキャリアや職業に関する相談や支援を行う専門家のことを指します。
個人の能力
適性
興味、関心を持つ内容
などを分析することで、相談者のキャリアの選択や進路の決定においてアドバイスや指導を提供します。
キャリアアップとは?意味や計画書の作り方【助成金の活用方法】
キャリアコンサルタントは資格が必要?
日本では、キャリアコンサルタントとして活動するには、キャリアコンサルタント資格を取得することが一般的です。
- 日本キャリアコンサルティング協会
- 日本キャリア教育支援協会
などが主催する資格取得講座を受講し、試験に合格する必要があります。
キャリアコンサルタントの受験資格
学歴などは関係ありません。
2級は、一定の実務経験5年以上、1級は、10年以上の実務経験年数が設定されています。
厚生労働大臣認定の養成講習を修了すれば、実務経験なしの人でも受験資格を得ることができます。
キャリアコンサルタントの難易度
国家資格ですが、初心者でも挑戦しやすいです。
資格を持たずに、キャリアカウンセラーやキャリアアドバイザーなどの名称で営業職に就く人は多いです。
キャリアコンサルタントの資格の種類
以下のような種類があります。
- キャリアコンサルティング1級技能士
- 1級キャリアコンサルティング技能士
など、技能士、級、職種などがあるように見えますが、どれも級と技能士であることが明記されているだけで同じです。
キャリアコンサルティング技能士の歴史
2008年に追加された技能検定職種です。
試験の形式は、学科と実技があります。
以下に1級の受験料や試験内容をご紹介します。
筆記は、五択式のマークシート50問を100分の試験時間で行います。
合格基準は、70点以上ですからそこまで難易度は高くありません。
受験手数料が、8900円かかります。
実技は、記述式による120分の試験と、40分で行われるロールプレイと口頭試験が行われます。
受験手数料は、29900円です。
キャリアコンサルタントの仕事内容
キャリアアセスメントや職業診断
キャリアアセスメントは、個人の能力や特性、興味、価値観などを評価し、自己理解を深めるための手法です。
【主な方法】
質問紙
テスト
を用いて実施します。
- 個人の性格
- 価値観
- 興味関心
- 適性
などを測定します。
さまざまな領域にわたる評価結果をもとに、自己の強みや傾向を把握し、自身に合ったキャリアや職業を見つけるための参考情報を提供します。
職業診断は、適切な職業の選択を支援する手法です。
- キャリアアセスメントの結果
- 個人の希望
- 現在の状況
などを考慮し、職業の特性や要件、将来の展望を分析します。
あくまで、客観的な視点をもとに手助けを行う業務です。
職業情報の収集や提供
情報の収集により、業務内容や求められるスキルや資格などを分析します。
そのデータと個別のデータを照らし合わせることで、特徴や要件、給与水準、キャリアパス等の評価を行います。
相談者に対しては、希望や興味関心、能力などを分析した結果で、自身のキャリア選択に基づく意思決定を行えるようにサポートを行います。
キャリアコンサルタントの年収相場
キャリアコンサルタントの年収は、経験や所属組織、地域などによって異なります。
初めてのキャリアコンサルタントとしては約300万円から500万円程度が一般的です。
経験を積み重ねると共に、キャリアや実績に応じて年収が上昇することもあります。
つまり、国家資格ですが、未経験者歓迎の営業職の給与と対して変わらないのが現状です。
キャリアコンサルタントに相談する流れ
以下のような流れで相談を行います。
- メール、LINEなどによる窓口から予約
- キャリアシートを送付
- 初回の面談で希望条件や現状について相談を行います
- 必要に応じて転職支援や就職活動のサポートを実施します
ですから、「アドバイザー」「コンサルタント」などと書かれている仕事と内容は同じです。
キャリアコンサルタントに相談するメリットデメリット
私個人としては、転職サービスを利用することはおすすめしていません。
デメリット
企業側にとっては、採用時に余分な手数料が発生します。
求職者側にとっては、企業が手数料を払ってまで採用したい人材なのかを検討するため、採用の可能性が下がるリスクを抱える。
つまり、得をしているのは、コンサルティングを行っている仲介業者だけです。
こんな仕組みが、看護師、介護士といった医療、福祉の施設の経営を圧迫しています。
よって、このようなサービスを積極的に利用するのは、本人にとっても得がないとお伝えしています。
特に、20代30代であれば、人材不足が深刻な時期ですから、自分が思っているより簡単に就職できることもあります。
新卒や学生時代の就職難よりも転職のほうが簡単だったと思う人もいるはずです。
メリット
唯一求職者にとっても企業側にとってもメリットを感じられるのは、ハイクラスです。
専門職
技術職
プロジェクトマネージャー
等の内部、外部の人材をまとめ上げる人材が不足しています。
業種を問わず、専門的な知識経験を有して人材管理ができる方は、メリットを感じる方もいらっしゃいます。
つまり、20代30代の一部の成功体験や社内1位等の実績をお持ちの方は、チャンスかもしれません。
参考資料